3日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。米国内で新型コロナウイルス・オミクロン株感染が警戒され、円買いに振れやすい。ただ、今晩の米雇用統計が堅調なら、金融引き締め加速への期待でドルは売りづらい展開となりそうだ。



オミクロン株の世界的感染が警戒されるなか、前日発表された米国の新規失業保険申請件数は予想を下回り雇用情勢の改善が示された。それを受けた米金利高でドル買い優勢となり、ユーロ・ドルは1.12ドル台に失速、ドル・円は113円20銭台に回復。ただ、本日アジア市場では米国内の大都市で感染が確認されたことから、リスク回避のムードの展開に。中国財新サービス業PMIの弱い内容も嫌気され、円買い基調に振れた。



この後の海外市場はオミクロン株の行方や米雇用統計が注目される。イエレン米財務長官はオミクロン株が世界経済の成長を遅らせるとの認識を示しており、感染拡大への懸念が強まれば円買いに振れやすい。一方、今晩の雇用統計は前回より強いと予想され、連邦準備制度理事会(FRB)による資産買入れの段階的縮小(テーパリング)や利上げの前倒しに思惑が広がる見通し。ドルは円買いに押されながらも下げづらい値動きとみる。



【今日の欧米市場の予定】

・18:00 ユーロ圏・11月サービス業PMI改定値(予想:56.6、速報値:56.6)

・18:30 英・11月サービス業PMI改定値(予想:58.6、速報値:58.6)

・19:00 ユーロ圏・10月小売売上高(前月比予想:+0.3%、9月:-0.3%)

・22:30 米・11月非農業部門雇用者数(予想:+54.5万人、10月:+53.1万人)

・22:30 米・11月失業率(予想:4.5%、10月:4.6%)

・22:30 米・11月平均時給(前年比予想:+5.0%、10月:+4.9%)

・22:30 カナダ・11月失業率(予想:6.6%、10月:6.7%)

・23:15 ブラード米セントルイス連銀総裁講演(ミズーリ銀行協会)

・23:45 米・11月サービス業PMI改定値(予想:57.0、速報値:57.0)

・24:00 米・11月ISM非製造業景況指数(予想:65.0、10月:66.7)

・24:00 米・10月製造業受注(前月比予想:+0.5%、9月:+0.2%)

・24:00 米・10月耐久財受注改定値(前月比予想:-0.5%、速報値:-0.5%)