23日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想したい。米国の個人消費支出など経済指標が堅調なら、早期利上げ期待のドル買いが先行。ただ、ドルは114円台で断続的な利益確定売りにより一段の上昇は抑制されそうだ。



前日は株高・原油高を背景に資源国通貨買い・円売りが鮮明になり、ユーロや豪ドルなど主要通貨がドルや円に対して強含んだ。ユーロ・ドルは1.1340ドル台に水準を切り上げ、ドル・円は114円40銭を目指す場面もあった。本日アジア市場でもおおむねその流れを受け継ぎ、主要通貨は対円で下げづらい。一方、円売り基調が維持されるものの、米10年債利回りの失速によるドル売りによりドル・円は上値の重さが意識された。



この後の海外市場では米国の経済指標が材料視される。先週分新規失業保険申請件数、耐久財受注速報値、新築住宅販売件数は前回より強い内容と予想され、成長の加速が顕著になりそうだ。また、連邦準備制度理事会(FRB)の重視する個人消費支出コアPCE価格指数は高水準を維持できれば利上げ前倒し期待で金利高・ドル高が見込まれ、ドル・円を押し上げる要因に。ただ、114円台は断続的な利益確定売りで上昇は小幅にとどまるとみる。



【今日の欧米市場の予定】

・22:30 米・11月個人所得(前月比予想:+0.4%、10月:+0.5%)

・22:30 米・11月個人消費支出(PCE)(前月比予想:+0.6%、10月:+1.3%)

・22:30 米・11月コアPCE価格指数(前年比予想:+4.5%、10月:+4.1%)

・22:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:20.5万件、前回:20.6万件)

・22:30 米・11月耐久財受注速報値(前月比予想:+1.8%、10月:-0.4%)

・24:00 米・11月新築住宅販売件数(予想:77.0万戸、10月:74.5万戸)

・24:00 米・12月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値(予想:70.4、速報値:70.4)

・米債券市場は短縮取引