29日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。欧米株高や原油高が続けばリスク選好の円売りに振れ、クロス円に追随する見通し。ただ、米引き締め期待でドルは下げづらい半面、115円付近は売りが強く上値の重さが意識されそうだ。



前日発表された米国の住宅価格指数やリッチモンド連銀製造業指数は予想を上回る内容となり、成長の持続を示した。米10年債利回りの反発でドル買いに振れ、ユーロ・ドルは1.13ドル台前半に弱含み、ドル・円は114円後半で底堅く推移。本日アジア市場は日経平均株価の軟調地合いで、日本株安を嫌気した円買いが先行した。一方、原油相場にらみの展開で、ドルは資源国通貨に連動した値動きに。



この後の海外市場は材料難のなか、株式や原油の相場が手がかりとなりそうだ。新型ウイルス・オミクロン株の重症化リスクへの過度な懸念は弱まり、NY原油先物(WTI)は1カ月ぶりの高値圏に浮上し、資源国通貨にドル・円は押し上げられる見通し。半面、欧州でコロナ感染が深刻化し、株安・円高も想定される。ドルは売りづらいものの、115円を意識した売りも観測され、対円相場を下押しする可能性もあろう。



【今日の欧米市場の予定】

・18:00 ユーロ圏・11月マネーサプライM3(前年比予想:+7.6%、10月:+7.7%)

・22:30 米・11月卸売在庫速報値(前月比予想:+1.6%、10月:+2.3%)

・24:00 米・11月中古住宅販売成約指数(前月比予想:+0.7%、10月:+7.5%)

・03:00 米財務省・7年債入札