5日の欧米外為市場では、ドル・円は下げ渋る展開を予想する。欧米での新型コロナウイルスの感染再拡大が警戒され、リスク回避的な円買いが予想される。ただ、米国の雇用関連統計や金融政策を見極めようと、ドルの大幅安は想定しにくい。



前日発表された米ISM製造業景況指数は予想を下回ったが、高水準を維持し、回復基調が鮮明に。特に、雇用指数は前回より強く、労働市場の活性化を示している。一方、米10年債利回りの上昇でドル買いに振れるとユーロ・ドルは1.1270ドル台に弱含み、ドル・円は116円30銭台に浮上する場面もあった。本日アジア市場は仲値にかけて国内勢によるドル買いが強まったが、その後の買い一巡でドル・円は116円付近に値を下げた。



この後の海外市場は欧米でのコロナ感染状況と経済への影響がテーマ。米国では年明け以降オミクロン株を中心に感染が急拡大しており、目先への警戒感が強まればドルは買いづらい。ただ、足元の経済指標は強い内容が目立ち、連邦準備制度理事会(FRB)による利上げ時期の前倒しに期待は続く。今晩のほぼ想定に沿ったADP雇用統計やタカ派的な連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨でドルは売りづらく、下げは小幅にとどまりそうだ。



【今日の欧米市場の予定】

・17:55 独・12月サービス業PMI改定値(予想:48.4、速報値:48.4)

・18:00 ユーロ圏・12月サービス業PMI改定値(予想:53.3、速報値:53.3)

・22:15 米・12月ADP雇用統計(予想:+42.0万人、11月:+53.4万人)

・23:45 米・12月サービス業PMI改定値(予想:57.5、速報値:57.5)

・04:00 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(12月14-15日開催分)