■NY株式:NYダウ183ドル高、急激な金融引き締めへの警戒感が後退



米国株式市場は上昇。ダウ平均は183.15ドル高の36252.02ドル、ナスダックは210.62ポイント高の15153.45で取引を終了した。上院銀行委の再任承認公聴会で、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が速やかな金融引き締めを強調するとの見方に金利が上昇し、警戒感に寄り付き後、大幅下落。しかし、証言では、議長が段階的な引き締め軌道を示唆したため警戒感が後退。金利も低下に転じたため買戻しに拍車がかかり主要株式指数は上昇に転じた。セクター別ではエネルギーや半導体・同製造装置が上昇した一方、家庭・パーソナルが下落。



ハンバーガーチェーンのシェイク・シャック(SHAK)は第4四半期の既存店売上高速報が市場予想を上回り、上昇。ドーナッツチェーンのクリスピークリーム(DNUT)はアナリストの投資判断引き上げで上昇した。バイオテクノロジーのイルミナ(ILMN)は遺伝子治療の強い需要や新たなヘルスケア企業との提携を見込んだ2022年の業績見通しが市場予想を上回り買われた。一方で、在庫処分品の小売り、ビッグ・ロッツ(BIG)は、悪天候とオミクロン変異株が響き、1月の来店者数の減少や売り上げ減速を警告し下落。



上院のブラウン議員は、パウエル議長の再任が承認されるだろうと楽観的見通しを示した。



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■NY為替:パウエルFRB議長の証言内容を意識してドル売り強まる



11日のニューヨーク外為市場でドル・円は、115円68銭まで上昇したのち、115円27銭まで反落し、115円29銭で引けた。



米上院銀行委員会でのパウエル米FRB議長再任指名承認公聴会を控えて、タカ派発言を織り込む金利の上昇に伴いドル買いが優勢となった。その後、議長は証言で、利上げのタイミングは決定しておらず、回数もデータ次第だと発言。バランスシート縮小開始も年後半との見通しを示すなど、警戒されていたほどタカ派寄りの内容ではなかったことから、ドル売りが優勢となった。



ユーロ・ドルは1.1313ドルまで下落後、1.1375ドルまで上昇し、1.1370ドルで引けた。ユーロ・円は130円80銭から131円20銭まで上昇。ポンド・ドルは1.3562ドルまで下落後、1.3637ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.9278フランまで上昇後、0.9233フランまで下落した。





■NY原油:大幅反発で81.22ドル、パウエルFRB議長の発言が好感される



NY原油先物2月限は、大幅反発(NYMEX原油2月限終値:81.22 ↑2.99)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物2月限は、前営業日比+2.99ドルの81.22ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは78.36ドル-81.59ドル。アジア市場で78.6ドルまで売られたが、押し目買いが入ったことで反転。中央アジア周辺における地政学的リスクは低下したが、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の発言を受けて買いが一段と優勢となり、一時81.59ドルまで上昇。通常取引終了後の時間外取引では主に81ドル台前半で推移した。





■主要米国企業の終値



銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)



バンクオブアメリカ(BAC)  49.21ドル   +0.28ドル(+0.57%)

モルガン・スタンレー(MS) 105.92ドル  +1.79ドル(+1.72%)

ゴールドマン・サックス(GS)403.05ドル  +3.88ドル(+0.97%)

インテル(INTC)        55.91ドル   +0.70ドル(+1.27%)

アップル(AAPL)        175.08ドル  +2.89ドル(+1.68%)

アルファベット(GOOG)    2800.35ドル +28.87ドル(+1.04%)

フェイスブック(FB)     334.37ドル  +6.30ドル(+1.92%)

キャタピラー(CAT)      219.95ドル  -1.69ドル(-0.76%)

アルコア(AA)         62.20ドル   +0.66ドル(+1.07%)

ウォルマート(WMT)      144.20ドル  -0.41ドル(-0.28%)