13日の欧米外為市場では、ドル・円は戻りの鈍い値動きを予想する。米金融正常化への期待感から、ドル買い基調は継続。ただ、節目の115円を割り込み、今晩のブレイナード連邦準備制度理事会(FRB)理事が慎重姿勢ならドル売り再開の可能性もあろう。



前日発表された米国の消費者物価指数(CPI)は強い内容でインフレ高進を示したが、ほぼ予想通りとなったことからドル売り優勢に。ユーロ・ドルは1.14ドル台半ばに浮上し、ドル・円は想定外に115円を割り込み114円30銭台に下落。本日アジア市場は日本での新型コロナウイルスの感染再拡大を嫌気した日経平均株価の軟調地合いで、主要通貨は対円で弱含み。ドル・円もそれに追随し、114円台で上値の重さが意識される。



この後の海外市場では、引き続き米金融政策がテーマ。今晩発表の新規失業保険申請件数は前回から改善、生産者物価指数は一段の上昇が見込まれる。FRBによる金融正常化への思惑が続くなか、ドルは本来売りづらい。ただ、過度な利上げ期待を背景としたドル買いは後退しており、戻りは鈍い。FRB内で最もハト派的なブレイナード理事が副議長指名に関する上院銀行委員会で慎重姿勢を示した場合、ドル売りが再開する可能性もあろう。



【今日の欧米市場の予定】

・22:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:20.0万件、前回:20.7万件)

・22:30 米・12月生産者物価指数(前月比予想:+0.4%、11月:+0.8%)

・24:00 ブレイナード米FRB理事のFRB副議長指名承認公聴会(上院銀行委員会)

・02:00 バーキン米リッチモンド連銀総裁討論会参加(経済見通し)

・03:00 米財務省・30年債入札

・03:00 エバンス米シカゴ連銀総裁討論会参加(経済・金融政策)

・08:00 米ダラス連銀タウンホール討論会主催