■NY株式:米国株式市場はまちまち、小売売上高の悪化に失望



ダウ平均は201.81ドル安の35,911.81ドル、ナスダックは86.94ポイント高の14,893.75で取引を終了した。



12月小売売上高や1月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値が予想を下回り、強い回復期待が後退し、寄り付き後、下落。大手銀の決算を受けた金融の下げの影響が大きく終日軟調に推移した。ハイテクは、値ごろ感からの買いも目立ち、ナスダック総合指数は引けにかけて上昇に転じた。セクター別ではエネルギー、自動車・自動車部品が上昇した一方、銀行が下落。



動画配信のネットフリックス(NFLX)は国内、カナダのサービス月額料金の値上を発表し、業績回復期待から買われた。カジノを経営するラスベガス・サンズ(LVS)やウィン・リゾーツ(WYNN)は、マカオ政府が今年契約満期を迎えたあとも引き続き運営を許可する方針を示したため上昇。銀行のウェルズファーゴ(WFC)は四半期決算でアナリスト予想を上回る黒字を計上し上昇。一方、JPモルガン(JPM)は2021年10-12月期決算でトレーディング収入の減少やコストの上昇が重しとなり減益を発表、見通しの引き下げも警戒され、大幅に下落した。エンタテーメントのディズニー(DIS)はアナリストの投資判断・目標株価引き下げで売られた。



バイデン米大統領は連邦準備制度理事会(FRB)のラスキン元理事を金融規制担当のFRB副議長に指名した。上院の承認を経て正式に就任する。



(Horiko Capital Management LLC)





■NY為替:年内4回の米利上げ観測でドル買い強まる



14日のニューヨーク外為市場でドル・円は、113円49銭まで下落後、114円27銭まで上昇し、114円25銭で引けた。米12月小売売上高が予想以上に減少するネガティブサプライズとなったほか、米1月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値も予想を下回るなど、低調な経済指標の結果を嫌気しドル売りが優勢となった。しかし、次期米連邦準備制度理事会(FRB)副議長に指名されたブレイナード理事などハト派メンバーが年内数回の利上げ予想を示すなど、市場のFRBの利上げ観測は根強く、金利先物市場の年4回の利上げ確率は上昇。金利上昇に伴うドル買いが再燃した。



ユーロ・ドルは、1.1455ドルから1.1399ドルまで下落し、1.1414ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)のシュナーベル理事が「ECBは早すぎる利上げをすべきではない」と慎重な見解を示し、ユーロは売られた。ユーロ・円は129円78銭まで下落後、130円42銭まで上昇。ポンド・ドルは1.3723ドルから1.3653ドルまで下落した。ドル・スイスは0.9102フランから0.9142フランまで上昇した。





■NY原油:大幅反発、地政学的リスク増大を警戒



14日のNY原油先物2月限は、大幅反発(NYMEX原油2月限終値:83.82 ↑1.70)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物2月限は、前営業日比+1.70ドルの83.82ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは81.58ドル-84.32ドル。アジア市場の序盤に81.58ドルまで売られたが、っもなく反転し、ロンドン市場で83ドル台前半まで買われた。ニューヨーク市場の序盤に82ドルを下回ったものの、地政学的リスクの増大を警戒した買いが入り、通常取引終了後の時間外取引で84.32ドルまで一段高となった。





■主要米国企業の終値



銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)



バンクオブアメリカ(BAC)  47.91ドル   -0.85ドル(-1.74%)

モルガン・スタンレー(MS) 98.88ドル   -3.67ドル(-3.58%)

ゴールドマン・サックス(GS)380.94ドル  -9.86ドル(-2.52%)

インテル(INTC)        55.70ドル   +0.76ドル(+1.38%)

アップル(AAPL)        173.07ドル  +0.88ドル(+0.51%)

アルファベット(GOOG)    2795.73ドル +13.11ドル(+0.47%)

フェイスブック(FB)     331.90ドル  +5.42ドル(+1.66%)

キャタピラー(CAT)      228.94ドル  +1.94ドル(+0.85%)

アルコア(AA)         61.39ドル   +0.88ドル(+1.45%)

ウォルマート(WMT)      145.06ドル  -0.41ドル(-0.28%)