■NY株式:NYダウ339ドル安、早期の積極的な金融引き締め警戒感くすぶる



米国株式市場は続落。ダウ平均は339.82ドル安の35028.65ドル、ナスダックは166.65ポイント安の14340.25で取引を終了した。金融のバンク・オブ・アメリカやモルガンスタンレーの好決算を好感し寄り付き後、上昇。しかし、連邦準備制度理事会(FRB)の早期の急激な金融引き締めへの警戒感がくすぶり、下落に転じた。引けにかけて、下げ幅を拡大。セクター別では家庭・パーソナル用品、公益事業が上昇した一方、自動車・自動車部品が下落した。



消費財メーカのプロクター・アンド・ギャンブル(PG)は四半期決算で1株当たり利益が予想を上回ったほか、2022年の見通し引き上げが好感され上昇。銀行のバンク・オブ・アメリカ(BAC)は融資の強い伸びが支援し第4四半期決算が予想を上回り上昇した。また、金融のモルガンスタンレー(MS)は株式トレーディングが好調で四半期決算が予想を上回り上昇。さらに、フィンテックのソーファイ(SOFI)は連邦政府の銀行免許を取得したことが好感材料となり、大きく買われた。一方、ネットワーク機器メーカーのシスコ・システムズ(CSCO)はアナリストの投資判断引き下げが嫌気され、下落。



バイデン大統領は今年始めての会見において、オミクロン流行による都市閉鎖を行わないと再表明したほか、FRBが必要に応じ支援を調整することが適切だと指摘した。



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■NY為替:米長期金利伸び悩みでドル売り優勢



19日のニューヨーク外為市場でドル・円は、114円55銭から114円21銭まで下落し、114円32銭で引けた。10年債利回りの上昇は一服したことから、ドル売りが優勢となった。この日行われた20年国債入札は好調な結果となったこと、米国株安を意識して長期債利回りの下げ幅は一時拡大したことから、ドルは一段安となった。



ユーロ・ドルは1.1334ドルから1.1357ドルまで上昇し、1.1343ドルで引けた。ドイツ連邦債の10年物の利回りが2019年以降初めてプラスに回復し、ユーロの買い戻しが優勢となった。ユーロ・円は129円93銭から129円59銭まで下落。ポンド・ドルは1.3649ドルから1.3612ドルまで下げた。英国のインフレ率が30年ぶりの高水準となったため、2月の利上げ観測が強まった。また、ジョンソン首相はコロナ規制をほぼ撤廃し、景気回復への期待が浮上したが、ポンドは伸び悩んだ。ドル・スイスは0.9145フランまで下落後、0.9170フランまで上昇した。





■NY原油:続伸で85.80ドル、供給不安は解消されず



NY原油先物3月限は、続伸(NYMEX原油3月限終値:85.80 ↑0.97)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物3月限は、前営業日比+0.97ドルの85.80ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは85.08ドル-86.79ドル。足元の供給不安は解消されていないことから、原油先物は強い動きを見せた。ロンドン市場の序盤に85.08ドルまで売られたが、まもなく反転し、ニューヨーク市場の中盤にかけて86.79ドルまで買われた。ただ、地政学的リスクの増大を警戒した買いは一巡しており、通常取引終了後の時間外取引では86ドルを下回る水準で推移した。





■主要米国企業の終値



銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)



バンクオブアメリカ(BAC)  46.80ドル   +0.54ドル(+1.17%)

モルガン・スタンレー(MS) 96.52ドル   +2.51ドル(+2.67%)

ゴールドマン・サックス(GS)347.30ドル  -7.10ドル(-2.00%)

インテル(INTC)        53.88ドル   -0.89ドル(-1.62%)

アップル(AAPL)        167.03ドル  -2.77ドル(-1.63%)

アルファベット(GOOG)    2734.86ドル +9.05ドル(+0.33%)

フェイスブック(FB)     322.39ドル  +4.24ドル(+1.33%)

キャタピラー(CAT)      222.44ドル  -6.32ドル(-2.76%)

アルコア(AA)         59.91ドル   -0.14ドル(-0.23%)

ウォルマート(WMT)      144.44ドル  +1.92ドル(+1.35%)