21日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。



■株式見通し:ネットフリックスの時間外の急落がセンチメントを冷ます

■ミツウロコHD、22/3下方修正 営業利益4.0億円←53.0億円

■前場の注目材料:ホンダ、鈴鹿製作所で来月上旬に1割減産、半導体不足・コロナ影響





■ネットフリックスの時間外の急落がセンチメントを冷ます



21の日本株市場は、売り一巡後の底堅さを見極める相場展開が見込まれる。20日の米国市場はNYダウが313ドル安だった。中国人民銀行による1年物ローンプライムレートの引き下げや国内金利の上昇も一段落したためハイテクの買戻しも目立ち買い先行で始まった。しかし、終盤にかけて来週に連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、連邦準備制度理事会(FRB)の積極的引き締め政策への根強い懸念にともなう利益確定売りが強まり、下落に転じた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比290円安の27500円。円相場は1ドル114円10銭台で推移している。



シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、売り先行で始まろう。シカゴ先物は一時27940まで上昇する場面も見られたものの、終盤にかけて売られる格好であり、まずは売り一巡後の底堅さを見極めたいところであろう。もっとも、取引終了後に決算を発表したネットフリックスは、会員数の伸びが予想に届かなかったことから、時間外で20%超の下落を見せている。来週にはアップルやテスラの決算を控えていることもあり、押し目買いの動きも強まりづらいセンチメントになりそうだ。



日経平均はテクニカル面では週足の一目均衡表の雲の中での推移である。足元では雲上限レベルでの攻防を見せていたものの、今週の弱い値動きによって下へのバイアスが強まっており、雲下限を意識したトレンド形成に向かっている。遅行スパンは実線と交差し、下方シグナルの発生が近づいている。2月に入ると実線の切り上がりによって下方シグナルの発生確度は高まりやすく、テクニカル面からの先安観が警戒されよう。



また、VIX指数は25.59に上昇してきた。より不安心理が高まりやすいなか、米国市場の動向により敏感に反応しやすくなるだろう。短期的な売買が中心となるため、値動きの荒さには警戒しておきたい。特に先物市場ではここ数日は荒い値動きを見せていることもあり、短期的な仕掛け的な商いが入りやすいだろう。個別では中小型株の一角に底堅さが見られてきていることから、大きく売り込まれていた銘柄などへはリバウンド狙いの動きも意識されそうだ。





■ミツウロコHD、22/3下方修正 営業利益4.0億円←53.0億円



ミツウロコHD<8131>は2022年3月期業績予想の修正を発表。営業利益は53.0億円から4.0億円に下方修正した。燃料価格の推移によりエネルギー事業における仕入価格が高止まりとなっていることに加え、電力事業においては9月以降、経済回復により電力需要が増加する中で発電用燃料の輸入価格が高騰し、電力仕入調達価格が大幅に上昇したため。





■前場の注目材料



・日経平均は上昇(27772.93、+305.70)

・米長期金利は低下

・米国景気の拡大

・日銀は金融緩和を長期化

・株価急落時の日銀ETF買い





・ホンダ<7267>鈴鹿製作所で来月上旬に1割減産、半導体不足・コロナ影響

・ホンダ<7267>米AI開発企業に出資、自動運転などソフト開発強化

・トヨタ<7203>堤工場で昼間の操業停止、22日まで

・いすゞ<7202>北米で中型EVトラック実証、米カミンズと共同

・三菱商事<8058>EV自動充電実証、事前に時間設定、家庭・自治体向け

・伊藤忠<8001>シノプスと提携、需要予測で食品ロス削減・物流効率化

・日産自<7201>日産など、量子効率16%実現、短波長化材料を開発

・昭和電工<4004>異種材接合の基本特許網構築、独自技術で差別化

・東レ<3402>ネガ型感光性ポリイミド材開発、厚膜・高解像度を実現

・住友ベークライト<4203>メッキ密着性5倍、フェノール樹脂成形材開発





☆前場のイベントスケジュール



<国内>

・08:30 12月全国消費者物価指数(生鮮品除く)(前年比予想:+0.6%、11月:+0.5%)

・08:50 日銀金融政策決定会合議事要旨(12月16-17日開催分)



<海外>

・特になし