21日の欧米外為市場では、ドル・円は下げ渋る展開を予想する。米連邦公開市場委員会(FOMC)の開催を翌週に控え、金利や株価の動向が注視される。株安なら円買い先行だが、高水準の米金利でドル売りは抑制されそうだ。



前日の取引で米10年債利回りの失速を受けややドル売りに振れ、ドル・円は114円を短期的に割り込んだ。半面、ウクライナ情勢の不透明感でユーロ・ドルが1.13ドル付近まで売り込まれ、ドル・円はサポートされる場面もあった。ただ、米金利の続落で本日アジア市場もドル売り基調が続く。また、世界的な株安が警戒されるなか、本日アジア市場は日経平均株価の大幅安でリスク回避的な円買いが強まっている。



この後の海外市場では、引き続き金利や株価が注目される。来週のFOMCを前に経済指標の低調な内容が目立ち、連邦準備制度理事会(FRB)による引き締め加速の影響に懸念が強まっている。NY株式市場では調整局面が意識され、今晩も株安なら円買い先行の見通し。ウクライナ問題の緊張も円買いを支援しよう。一方、米10年債利回りの上昇は一服しているが、1年ぶりの高水準を維持できればドルは売りづらいだろう。



【今日の欧米市場の予定】

・22:30 カナダ・11月小売売上高(前月比予想:+1.2%、10月:+1.6%)

・24:00 米・12月景気先行指数(前月比予想:+0.8%、11月:+1.1%)

・24:00 ユーロ圏・1月消費者信頼感指数速報値(予想:-9.0、12月:-8.3)