28日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。米連邦準備制度理事会(FRB)の金融正常化を背景に、ドル買い基調は継続の見通し。ただ、連邦公開市場委員会(FOMC)後の買いはいったん収束し、上値の重さが意識されそうだ。



前日発表された米10-12月期国内総生産(GDP)は前期比年率+6.9%と高成長を示し、金利先高観によりドル買い優勢に。ユーロ・ドルは1.11ドル台前半に押し下げられ、ドル・円は115円台に浮上。本日アジア市場で日経平均株価が大きく切り返したほか、アップルの好業績を好感した米株式先物の強含みでリスク選好の円売りが強まり、主要通貨を押し上げた。ただ、具体的な材料が乏しく、値動きは小幅にとどまった。



この後の海外市場では、引き続き米金融正常化がテーマ。今晩発表の米コアPCE価格指数が高水準となれば、FRBによる積極的な引き締め方針を後押しする材料となり、ドル買い基調は継続しそうだ。ただ、FOMC後のドルへの買いは一巡するとみられ、上昇は限定的。ドル・円は年明け直後に116円台に浮上したものの、短期間で失速したため115円台では利益確定売りが出やすい。足元の上昇ペースの速さも一段の上昇を抑えるだろう。



【今日の欧米市場の予定】

・18:00 独・10-12月期GDP速報値(前年比予想:+1.8%、7-9月期:+2.5%)

・18:00 ユーロ圏・12月マネーサプライM3(前年比予想:+6.8%、11月:+7.3%)

・19:00 ユーロ圏・1月景況感指数(予想:114.5、12月:115.3)

・22:30 米・12月個人所得(前月比予想:+0.5%、11月:+0.4%)

・22:30 米・12月個人消費支出(PCE)(前月比予想:-0.6%、11月:+0.6%)

・22:30 米・12月コアPCE価格指数(前年比予想:+4.8%、11月:+4.7%)

・22:30 米・10-12月期雇用コスト指数(前期比予想:+1.2%、7-9月期:+1.3%)

・24:00 米・1月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値(予想:68.7、速報値:68.8)