米商務省が発表した12月個人所得は前月比+0.3%となった。伸びは11月+0.4%から拡大予想に反し縮小し8月来で最小。米12月個人消費支出(PCE)は前月比-0.6%と、予想通り11月+0.6%から2月来のマイナスに落ち込んだ。オミクロン変異株流行が影響した。

米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として注視している変動の激しい燃料、食料品を除いた12月コアPCE価格指数は前年比+4.9%。伸びは11月+4.7%から予想以上に拡大し1983年1月以降38年ぶり最大を記録した。



注目の米10-12月期雇用コスト指数(ECI)は前期比+1.0%と、統計開始以降最大の伸びを記録した7-9月期+1.3%から予想以上に鈍化。7-9月期のECIが12月連邦公開市場委員会(FOMC)がタカ派に転じた要因となったが、10-12月期に予想以上に鈍化したため大幅利上げの思惑が後退。米国債相場は下げ止まった。



10年債利回りは1.85%から1.81%まで低下した。ドル買いも後退し、ドル・円は115円67銭から115円24銭まで下落。ユーロ・ドルは1.1125ドルから1.1173ドルまで上昇した。



【経済指標】

・米・10-12月期雇用コスト指数:前期比+1.0%(予想:+1.2%、7-9月期:+1.3%)

・米・12月コアPCE価格指数:前年比+4.9%(予想:+4.8%、11月:+4.7%)

・米・12月個人所得:前月比+0.3%(予想:+0.5%、11月:+0.5%←+0.4%)

・米・12月個人消費支出(PCE):前月比-0.6%(予想:-0.6%、11月:+0.4%←+0.6%)