■もみ合い、ECBによる7月利上げの可能性残る



今週のユーロ・ドルはもみ合い。米連邦準備制度理事会(FRB)の引き締めペース加速観測からユーロ売り・ドル買いが先行したが、ラトビア中央銀行総裁、デギンドス欧州中央銀行(ECB)副総裁が7月利上げ実施の可能性に言及し、ユーロ買い・米ドル売りが優勢となった。ただ、ラガルドECB総裁がユーロ圏の成長リスクについて「下方に傾斜している」と指摘したことから、ユーロ買いは縮小した。取引レンジ:1.0761ドル-1.0936ドル。



■もみ合いか、ECBによる金融引き締めへの期待残る



来週・再来週のユーロ・ドルはもみ合いか。欧州中央銀行(ECB)副総裁は7月利上げの可能性に言及し、4月29日発表の消費者物価指数が市場予想を上回った場合、引き締め期待再燃によるユーロ買いが優勢となりそうだ。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)は5月3-4日の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げ幅拡大など金融正常化を強める見通しであり、ユーロ買い・米ドル売りが大きく広がる可能性は低いと予想される。



予想レンジ:1.0700ドル−1.0900ドル



■強含み、仏大統領選におけるマクロン氏優勢の報道を好感



今週のユーロ・円は強含み。一時140円00銭までユーロ高・円安が進んだ。ラトビア中央銀行総裁やデギンドス欧州中央銀行(ECB)副総裁が7月に利上げ実施の可能性に言及したこと、日本の昨年度の貿易収支が2年ぶりの赤字となり、貿易赤字定着への懸念が浮上したことから、ユーロ買い・円売りが優勢となった。4月24日実施の仏大統領選の決選投票で現職のマクロン大統領が優勢との世論調査結果もユーロ買い材料となった。取引レンジ:136円46銭−140円00銭。



■底堅い値動きか、ECBの引き締め期待再燃も



来週・再来週のユーロ・円は底堅い値動きか。日本銀行は金融政策決定会合で現行の緩和政策を維持する公算。展望レポートでの修正が小幅にとどまれば円安容認と受け止められ、円売りがユーロを押し上げる展開となる可能性がある。欧州中央銀行(ECB)副総裁が7月利上げの可能性に言及したことで、4月29日発表の域内消費者物価指数が注目される。堅調な内容なら引き締め期待が再燃し、ユーロ買い優勢に。



○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント

・4月29日:4月消費者物価コア指数(3月:前年比+3.0%)

・4月29日:1-3月期域内総生産(10-12月期:前年比+4.6%)

・5月3日:3月失業率(2月:6.8%)



予想レンジ:137円00銭−141円00銭