25日の欧米外為市場では、ドル・円は下げ渋る展開を予想する。株安や原油安などでリスクオフのムードが広がり、円売りは巻き戻される見通し。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め加速の思惑から、ドル買い基調は継続しそうだ。



前週末の取引は日米財務相会談での協調介入をめぐる憶測が飛び交うなか、円への売り買いが交錯。NY株式市場では、パウエルFRB議長が次回5月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げ幅拡大に言及しタカ派姿勢を嫌気した大幅安に。週明けアジア市場はその影響で日経平均株価や上海総合指数などアジア株が下げ幅を拡大し、リスク回避的な円買いが主要通貨を押し下げた。欧州や資源国の通貨も弱含み、円買いを支援する。



この後の海外市場は、リスクオフのムードで円買いが先行しそうだ。週末のフランス大統領選でマクロン氏の再選を受け、ユーロは売りづらい。ただ、前週まで大きく買われたポンドの売りに追随し、欧州通貨は下落基調が見込まれる。また、中国経済の不透明感から資源国通貨も売りが出やすく、ドル・円はクロス円に下押しされる可能性もあろう。ただ、5月の米FOMCでは一段の引き締めが想定されており、ドル売りは小幅にとどまるとみる。



【今日の欧米市場の予定】

・17:00 独・4月IFO企業景況感指数(予想:88.1、3月:90.8)

・21:30 米・3月シカゴ連銀全米活動指数(2月:0.51)

・23:30 米・4月ダラス連銀製造業活動指数(予想:3.5、3月:8.7)