28日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。





■株式見通し:ナスダックは下落もメタ急伸でハイテク株の支援材料に

■TDK、22/3上方修正 営業利益 1660億円←1600億円

■前場の注目材料:出光興産、豪に脱炭素エネ拠点、石炭鉱山跡地に構築





■ナスダックは下落もメタ急伸でハイテク株の支援材料に



28日の日本株市場は、やや買い先行で始まった後は、次第にこう着感が強まりそうだ。27日の米国市場はNYダウが61ドル高だった。マイクロソフトやビザの決算を好感した買いが相場を支える格好から買い先行で始まった。その後、3月中古住宅販売成約指数が予想を下振れ一時下落に転じるも、中国の2都市でコロナ感染が落ち着く兆しとの報道で、世界経済の成長減速への脅威も後退し上昇に転じた。ハイテクは金利高が重荷となったことから、ナスダックは小幅に下落。シカゴ日経225先物清算値は大阪比15円安の26375円。円相場は1ドル128円40銭台で推移している。



シカゴ先物は日中大阪比で小幅に下落しているが、取引終了後に決算を発表したメタ・プラットフォームズが時間外で急伸しており、指数インパクトの大きい値がさ株への支援材料になりそうだ。また、TDK<6762>は引け後の決算を受けてADR市場で買われていることも、ハイテク株への支援材料になるだろう。大型連休前で積極的にポジションを取りに行く動きは限られるものの、日経平均は前日までの調整で節目の26000円水準まで下げたこともあり、一段安を狙ったショートの動きも手控えられそうだ。



そのため、26000円をボトムとした26500円辺りを意識したトレンドに向かいやすいと見られる。引けにかけてのポジション調整の動きには注意する必要があるものの、決算が通過し、見直し余地が期待される銘柄などへは、ある程度長期的なスタンスのなかでの押し目狙いの動きも入りそうだ。また、TOPIX浮動株比率変更に伴う需給面の動きも意識されやすく、ウエート上昇が見込まれる銘柄などへは上昇を狙った動きなども入りやすいだろう。



中小型株についてはマザーズ指数が700ポイントで底固めを見せてくることができれば、日計りではあるものの、メタ・プラットフォームズの急伸を手掛かりにIT系の銘柄などへは個人主体の値幅取り狙いの動きもありそうだ。決算に絡んだところでは、TDKのほか、OLC<4661>、アドバンテスト<6857>、ルネサス<6723>、フジクラ<5803>などに関心が集まろう。





■TDK、22/3上方修正 営業利益 1660億円←1600億円



TDK<6762>は2022年3月期業績予想の修正を発表。売上高は1兆8500億円から1兆9000億円、営業利益を1600億円から1660億円に上方修正した。コンセンサス(1615億円程度)を上回る。子会社が保有する投資有価証券を公正価値で測定した結果、いくつかの投資有価証券において重要な評価益が計上されることとなった。また、対米ドルを中心とした為替相場での円安の急速な進行の影響もあった。





■前場の注目材料



・NYダウは上昇(33301.93、+61.75)

・1ドル=128.40-50円

・VIX指数は低下(31.60、-1.92)

・米原油先物は上昇(102.02、+0.32)

・米国景気の拡大

・コロナ流行下の経済活動正常化

・日銀は金融緩和を長期化

・株価急落時の日銀ETF買い





・出光興産<5019>豪に脱炭素エネ拠点、石炭鉱山跡地に構築

・NTN<6472>dmn値200万超、EVモーター向け高速深溝玉軸受を開発

・東芝<6502>英で量子暗号通信の試験サービス開始、世界初の商用化

・日揮HD<1963>東洋エンジと燃料用アンモニアプラントで提携

・ACSL<6232>インドでドローン生産、今夏めど

・アルプスアルパイン<6770>車のカギを遠隔開閉、デジタルキー開発

・富士通<6702>YEデジタルと協業、SAP最新版ERP移行支援

・東レ<3402>成膜速度100倍・コスト5分の1、超ハイバリアフィルム開発

・日本電気硝子<5214>日本電気硝子などCO2ゼロバーナー実用化へ、ガラス溶融成功

・日清食HD<2897>完全栄養食の未病対策を検証、フィンランド社と共同

・東洋紡<3101>「新社設立準備室」設置、三菱商事と機能素材で合弁





☆前場のイベントスケジュール



<国内>

・日銀金融政策決定会合(最終日)

・08:50 3月鉱工業生産速報値(前月比予想:+0.5%、2月:+2.0%)



<海外>

・07:45 NZ・3月貿易収支(2月:-3.85億NZドル)