■軟調推移、欧州は景気後退に陥るとの懸念が強まる



先週・今週のユーロ・ドルは軟調推移。ドイツが欧州連合(EU)のロシア産石油禁輸計画を支持する姿勢に転じたため、燃料危機により欧州が景気後退に陥るとの懸念からユーロ売り・米ドル買いが優勢となった。米国金利の先高観は後退していないことも材料視されたようだ。取引レンジ:1.0472ドル-1.0851ドル。



■もみ合いか、米国の高インフレを意識した相場展開に



来週のユーロ・ドルはもみ合いか。欧州中央銀行(ECB)による7月利上げが期待されるなか、ユーロ圏3月鉱工業生産など域内経済指標が堅調ならユーロ買いが入りやすい。ただ、米国金利の先高観は後退していないことから、リスク選好的なユーロ買い・米ドル売りが大きく広がる可能性は低いとみられる。



予想レンジ:1.0400ドル−1.0650ドル



■弱含み、ユーロ圏経済の減速懸念強まる



先週・今週のユーロ・円は弱含み。日本銀行が長期金利の上昇抑制に強い姿勢を示したことから、リスク選好的なユーロ買い・円売りが一時優勢となった。しかしながら、ユーロ圏経済の減速懸念が強まり、リスク回避的なユーロ売り・米ドル買いが増えたことから、ユーロは対円で弱含みとなった。米国金利の先高観は後退していないことも意識されたようだ。取引レンジ:134円79銭−139円48銭。



■もみ合いか、日欧金利差拡大の思惑残る



来週のユーロ・円はもみ合いか。米国金利の先高観は後退していないことから、リスク選好的なユーロ買い・米ドル売りは抑制されそうだ。ただ、ユーロ圏3月鉱工業生産など域内経済指標が堅調な内容だった場合、欧州中央銀行(ECB)による早期利上げ期待がやや高まることが予想される。一方、日本銀行は直近の金融政策決定会合で現行の金融緩和を維持しており、ユーロ売り・円買いが大きく広がる可能性は低いとみられる。



○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント

・13日:3月鉱工業生産(2月:前月比+0.7%)



予想レンジ:136円00銭−139円00銭