9日のニューヨーク外為市場でドル・円は、131円02銭から130円12銭まで下落し、130円27銭で引けた。米連邦準備制度理事会(FRB)の急速な引き締めで米国経済が景気後退入りするとの懸念や、同時に高インフレも制御できず、スタグフレーション懸念などが強まり、リスク回避の円買いが優勢となった。投資資金が安全資産として米国債にも向かい、債券利回りも低下したためドル買いも後退した。



ユーロ・ドルは1.0517ドルまで下落後、1.0593ドルまで反発し、1.0560ドルで引けた。ロシアのプーチン大統領が9日の対独戦勝記念式典の軍事パレードにおいて、警戒されていたような正式な宣戦布告をしなかったため、戦況の一段の深刻化で欧州経済の成長も停滞するとの懸念は後退。ユーロの買い戻しが観測された。ユーロ・円は138円25銭から137円07銭まで下落。ポンド・ドルは1.2406ドルまで上昇後、1.2301ドルまで反落。ドル・スイスは0.9893フランから0.9966フランまで上昇した。