13日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きか。前日大幅安の反動で、買戻しが入りやすい地合いが予想される。一方、米インフレ高進で連邦準備制度理事会(FRB)による金融正常化への思惑は継続し、ドル高基調に変わりはなさそうだ。



前日は英国の予想外に低調な国内総生産(GDP)で減速懸念が強まり、ポンド・円が下落。また、フィンランドの北大西洋条約機構(NATO)加盟申請をめぐり欧州の地政学リスクが意識され、これまで大きく売り込まれた円の買戻しが優勢に。本日アジア市場は海外市場での警戒ムードは一服しており、日経平均株価の大幅高を受けクロス円は持ち直した。ドル・円は米10年債利回りの下げ渋りで、一時129円台前半に回復している。



この後の海外市場は、リスクオフのムードを払しょくできるか注目される。今週発表された米国の消費者物価指数や生産者物価指数は高水準となり、インフレ長期化への懸念から安全通貨買いに振れやすい地合いに変化した可能性が指摘される。ウクライナ情勢の混迷も円買いを後押しする。ただ、ドル・円に関してはパウエルFRB議長が利上げ幅拡大に慎重で上値は重いものの、金融正常化方針は変わらず、目先も上昇基調を維持しそうだ。



【今日の欧米市場の予定】

・18:00 ユーロ圏・3月鉱工業生産(前月比予想:-2.0%、2月:+0.7%)

・21:30 米・4月輸入物価指数(前月比予想:+0.6%、3月:+2.6%)

・23:00 米・5月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値(予想:64.0、4月:65.2)

・24:00 カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁討論会参加(エネルギー価格とインフレ)

・01:00 メスター米クリーブランド連銀総裁オンライン討論会参加(金融政策)