■NY株式:NYダウ1164ドル安、小売決算が予想外に大幅悪化



米国株式市場は反落。ダウ平均は1164.52ドル安の31490.07ドル、ナスダックは566.36ポイント安の11418.16で取引を終了した。パンデミック時には好調だった小売りのウォールマート(WMT)やターゲット(TGT)の決算が予想外に大幅悪化したため投資家心理が悪化し、寄り付き後、下落。高インフレや景気後退入り懸念がさらなる売り圧力となり、終日軟調に推移。引けにかけて、下落幅を拡大した。セクター別では食・生活必需品小売や小売りの下げが目立った。



衣料品小売りのTJマックスを運営するTJX(TJX)は四半期決算で増収増益、1株利益8セントと予想を上回る結果を発表したほか、税引き前利益率見通しを引上げたことが好感され、上昇。同業のバーリントン・ストアーズ(BURL)も買われた。また、保管・整理用品販売のコンティナー・ストア(TCS)は四半期決算の内容が予想を上回り、上昇。一方で、ディスカウント小売りのターゲット(TGT)は四半期決算で、内容が予想を下回ったほか、輸送運賃の上昇や過剰在庫、大幅な値下げを理由に利益率目標を引き下げたため、大幅下落した。ホームセンター運営のロウズ(LOW)は第1四半期決算で内容が予想を下回り、春の天候が悪くアウトドア用品の売り上げに影響したと指摘し、下落。住宅建設会社のDRホートン(DHI)、レナー(LEN)、KBホームズ(KBH)は4月住宅着工件数が2カ月連続で減少したため売上鈍化懸念に、それぞれ売られた。



ネットワーク機器メーカーのシスコシステムズ(CSCO)は取引終了後に決算を発表。内容が予想を下回り、時間外取引で大きく売られている。



Horiko Capital Management LLC





■NY為替:景気後退懸念が再燃、リスク回避の円買い強まる



18日のニューヨーク外為市場でドル・円は、129円15銭から128円01銭まで反落し、128円19銭で引けた。米4月住宅着工件数が予想を下回ったほか、高インフレや連邦準備制度理事会(FRB)の急速な引き締めにより景気後退入り懸念が強まり、米国債利回りが低下に転じたためドル売りに拍車がかかったほか、リスク回避の円買いも強まった。



ユーロ・ドルは1.0541ドルまで上昇後、1.0463ドルまで反落し、1.0464ドルで引けた。質への逃避のドル買いが強まった。ユーロ・円は135円86銭から134円08銭まで下落。ポンド・ドルは1.2434ドルから1.2332ドルまで下落した。ドル・スイスは0.9975フランから0.9861フランまで下落した。安全通貨のフラン買いに拍車がかかった。





■NY原油:続落で109.59ドル、欧米株安を嫌気した売りが増える



NY原油先物6月限は続落(NYMEX原油6月限終値:109.59 ↓2.81)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物6月限は、前営業日比-2.81ドルの109.59ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは108.46ドル-115.42ドル。ニューヨーク市場の序盤にかけて115.42ドルまで反発したが、欧米株安を嫌気した売りが強まり、ニューヨーク市場の取引終盤にかけて108.46ドルまで弱含みとなった。通常取引終了後の時間外取引では109ドルを挟んだ水準で推移した。





■主要米国企業の終値



銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)



バンクオブアメリカ(BAC)  34.88ドル   -1.11ドル(-3.08%)

モルガン・スタンレー(MS) 80.69ドル   -2.24ドル(-2.70%)

ゴールドマン・サックス(GS)306.73ドル  -6.24ドル(-1.99%)

インテル(INTC)        42.35ドル   -2.05ドル(-4.62%)

アップル(AAPL)        140.82ドル  -8.42ドル(-5.64%)

アルファベット(GOOG)    2248.02ドル -86.01ドル(-3.69%)

フェイスブック(FB)     192.24ドル  -10.38ドル(-5.12%)

キャタピラー(CAT)      207.94ドル  -5.15ドル(-2.42%)

アルコア(AA)         60.51ドル   -2.89ドル(-4.56%)

ウォルマート(WMT)      122.43ドル  -8.92ドル(-6.79%)