■堅調推移、ECBによる早期利上げを意識した買いが強まる



今週のユーロ・ドルは堅調推移。今まで慎重姿勢を保っていた欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁が「ECBは第3四半期末までにマイナス金利脱却の公算が大きい」との見方を伝えており、早期利上げを織り込むユーロ買いが強まった。米国経済の減速に対する警戒感が高まっていることも材料視されたようだ。取引レンジ:1.0545ドル-1.0765ドル。



■もみ合いか、米雇用統計を意識した相場展開に



来週のユーロ・ドルはもみ合いか。欧州中央銀行(ECB)当局者から金融正常化に前向きな見解が相次ぐなか、5月31日発表の域内消費者物価指数が予想を上回る内容なら7月利上げを期待したユーロ買いが優勢に。一方、足元の米経済指標の低調な内容からリセッション懸念が広がるものの、雇用関連統計などは底堅いとみられ、ユーロの上昇を抑制しよう。



予想レンジ:1.0580ドル−1.0850ドル



■強含み、ユーロ売り・米ドル買い縮小の影響も



今週のユーロ・円は強含み。ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁の「ECBは第3四半期末までにマイナス金利脱却の公算大」との発言を受けてリスク選好的なユーロ買いが観測された。ECB内で7月利上げ幅を巡って異なる見解が聞かれたことから、ユーロ買いは一時縮小したが、米国経済の大幅な減速に対する警戒感が高まり、ユーロ売り・米ドル買いの取引が縮小したことから、ユーロ・円は底堅い動きを保った。取引レンジ:134円66銭−136円80銭。



■もみ合いか、ユーロ圏のインフレ関連指標が手掛かり材料に



来週のユーロ・円はもみ合いか。欧州中央銀行(ECB)は預金金利の引き上げなどを通じて金融政策の正常化を進める方針を固めたようだ。5月31日発表のユーロ圏5月消費者物価指数が市場予想と一致するか上回った場合、7月利上げ期待のユーロ買いが優勢となりそうだ。ただし、米長期金利が反発した場合、リスク選好的なユーロ買いは縮小する可能性は残されている。



○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント

・5月31日:5月消費者物価コア指数(4月:前年比+3.5%)

・6月3日:4月小売売上高(3月:前月比-0.4%)



予想レンジ:135円50銭−137円50銭