27日のドル・円は、東京市場では127円21銭から126円68銭まで下落。欧米市場では126円82銭から127円25銭まで反発し、127円12銭で取引終了。本日30日のドル・円は主に127円台で推移か。米長期金利の伸び悩みを意識してリスク選好的なドル買い・円売りがただちに拡大する可能性は低いとみられる。



27日発表された4月PCEコア価格指数は、前年比+4.9%と3月実績の+5.2%を下回った。PCEコア価格指数は重要なインフレ関連指標だが、伸び率鈍化の兆候が現れている。米国のインフレ見通しについては予断を許さない状況が続いているものの、6月1日に発表される5月ISM製造業景況指数における支払い価格が市場予想を下回った場合、インフレ鈍化の思惑はさらに強まりそうだ。CMEのFedWatchによると、5月27日時点で12月開催のFOMC会合でFF金利の誘導目標水準が2.50-2.750%以上となる確率は94%程度とされているが、5月ISM製造業景況指数における支払い価格が市場予想を下回った場合、米利上げは9月で終了するとの見方が広がり、2022年末時点でFF金利の誘導目標水準は2.00-2.250%程度にとどまるかもしれない。