1日のドル・円は、東京市場では128円64銭から129円54銭まで上昇。欧米市場では129円21銭から130円19銭まで上昇し、130円15銭で取引終了。本日2日のドル・円は主に130円台で推移か。米長期金利の上昇を意識してドル売り・円買いがただちに拡大する可能性は低いとみられる。



米連邦準備制度理事会(FRB)が6月1日公表した地区連銀経済報告によると、「経済は4月から5月終盤にかけて大部分の地域で控えめか、緩やかなペースで拡大した」とみられている。業種別では「小売業は、消費者が物価上昇に直面したことで若干軟化」、「住宅用不動産業は、物価高と金利上昇による弱さが報告された」と指摘されている。



市場参加者の間からは「今回公表された地区連銀経済報告にはインフレ鈍化の兆候を明確に示すものは多くなかった」との声が聞かれている。ある市場関係者は「インフレが今年半ば頃までにピークをつけるかもしれないが、コアPCE価格指数は前年比4%超の上昇がしばらく続く可能性がある」と指摘している。エネルギー供給不安が短期間で解消される見込みは小さいことも、インフレ動向に大きな影響を及ぼすことになりそうだ。