2日の欧米外為市場では、ドル・円は上げ渋る展開を予想する。米景気回復への期待感による金利先高観から、ドル買いに振れやすい展開となりそうだ。ただ、目先の131円台が視野に入り同水準での売りが意識され、ドルの上昇は小幅にとどまろう。



前日発表されたISM製造業景況指数の堅調な内容を受け、米10年債利回りは急伸。それに反応したドル買いでユーロ・ドルは1.0620ドル台に押し下げられ、ドル・円は1カ月弱ぶりに節目の130円台に浮上する場面もあった。本日アジア市場は日経平均株価などアジアの主要指数が弱含み、株安を嫌気した円買いに振れやすい地合いに。半面、原油相場の失速で資源国通貨への売りが進み、ドルへの買戻しで130円付近を維持した。



この後の海外市場では、引き続き米金融政策が注目されやすい。今晩発表のADP雇用統計や新規失業保険申請件数が強い内容なら、明日の雇用統計の改善が期待される。そのため、FRBによる引き締め加速への思惑からドル買い基調に振れやすい。ただ、ドル・円に関しては5月に付けた20年ぶり高値131円30銭台が意識され、130円台は売りが強まる可能性も。また、上昇ペースが速いため、利益確定売りがドルの一段の上昇を抑制する展開とみる。



【今日の欧米市場の予定】

・18:00 ユーロ圏・4月生産者物価指数(前年比予想:+38.4%、3月:+36.8%)

・21:15 米・5月ADP雇用統計(予想:+30.0万人、4月:+24.7万人)

・21:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:21.0万件、前回:21.0万件)

・23:00 米・4月製造業受注(前月比予想:+0.7%、3月:+1.8%←+2.2%)

・23:00 米・4月耐久財受注改定値(前月比予想:+0.4%、速報値:+0.4%)

・02:00 メスター米クリーブランド連銀総裁オンライン討論会参加(経済見通し)

・OPECプラス閣僚級会合

・英国休場(スプリングバンクホリデー)