3日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。米雇用統計は強弱まちまちと予想されるが、連邦準備制度理事会(FRB)当局者の引き締め姿勢を受けドル買いは継続。ただ、株安に振れれば円買いがドルの重石となりそうだ。



前日発表された米ADP雇用統計は民間部門雇用者数が予想を大きく下回り、景気減速が意識された。ただ、ブレイナード連邦準備制度理事会(FRB)副議長の引き締め姿勢堅持の見解を受けドル買いが強まり、対円では129円後半で底堅く推移した。本日アジア市場では豪ドルやカナダドルなど資源国通貨の買いが継続し、ドルを下押しする場面もあった。ただ、日経平均株価の上げ幅拡大を受け、円売りが主要通貨を支えている。



この後の海外市場は米雇用統計が焦点。非農業部門雇用者数は減少、失業率は改善と強弱まちまちの見通し。景気の回復持続が意識されれば金利高に振れ、ドルを押し上げる展開となりそうだ。また、ブレイナード氏は今晩も討論会での発言機会があり、インフレ抑止に向けタカ派的なスタンスを改めて示すならドル買いを後押ししよう。一方、引き締め加速の思惑で株価が軟調地合いとなれば、リスク回避的な円買いがドルの一段の上昇を抑制しそうだ。



【今日の欧米市場の予定】

・17:00 ユーロ圏・5月サービス業PMI改定値(予想:56.3、速報値:56.3)

・18:00 ユーロ圏・4月小売売上高(前月比予想:+0.1%、3月:-0.4%)

・21:30 米・5月非農業部門雇用者数(予想:+32.5万人、4月:+42.8万人)

・21:30 米・5月失業率(予想:3.5%、4月:3.6%)

・21:30 米・5月平均時給(前年比予想:+5.2%、4月:+5.5%)

・22:45 米・5月サービス業PMI改定値(予想:53.5、速報値:53.5)

・23:00 米・5月ISM非製造業景況指数(予想:56.5、4月:57.1)

・23:30 ブレイナード米FRB副議長討論会参加(地域再投資法関連)

・休場:中国、香港(以上端午節)、英国(プラチナジュビリーバンクホリデー)