7日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想したい。米連邦準備制度理事会(FRB)の引き締めと日銀の異次元緩和で、政策差を意識したドル高・円安に振れやすい。ただ、上昇ペースの速さから、利益確定売りに警戒したい。



前日の取引で手がかりが乏しいなか、米10年債利回りが3.04%台半ばに上昇し、ドル買い優勢に。ユーロ・ドルは1.0680ドル台に失速し、ドル・円は20年超ぶりとなる132円付近に強含んだ。一方、欧州中銀(ECB)の早期引き締め期待でユーロ・円は141円10銭台まで水準を切り上げた。本日アジア市場は円売りが先行し、主要通貨を押し上げている。日銀は異次元緩和を継続する方針を強調し、円売りを強める要因となった。



この後の海外市場では、日米金融政策の違いを背景としたドル買い・円売りに振れやすい。ドル・円は5月高値の131円34銭を上抜けて勢いづき、133円を目指す展開となりそうだ。また、ユーロ・円や豪ドル・円が一段高なら、クロス円をけん引。ただ、ドル・円は今週に入ってすでに2円半超も上昇しており、利益確定売りが出やすい。また、世界銀行が今晩予定の世界経済見通しが下方修正された場合、円売りを抑える要因となろう。



【今日の欧米市場の予定】

・17:30 英・5月サービス業PMI改定値(予想:51.8、速報値:51.8)

・18:30 南ア・1-3月期GDP(前年比予想:+1.9%、10-12月期:+1.7%)

・21:30 米・4月貿易収支(予想:-895億ドル、3月:-1098億ドル)

・21:30 カナダ・4月貿易収支(予想:+26.0億加ドル、3月:+24.9億加ドル)

・02:00 米財務省・3年債入札

・04:00 米・4月消費者信用残高(予想:+350.00億ドル、3月:+524.35億ドル)

・世銀が世界経済見通し発表