米国株式市場は続伸。ダウ平均は264.36ドル高の33180.14ドル、ナスダックは113.86ポイント高の12175.23で取引を終了した。小売り大手のターゲットが業績見通しを下方修正したことで下落し、小売銘柄を中心に業績の悪化を懸念する売りが波及した。インフレと利上げによる景気後退への懸念は根強く、また週後半に発表を控える5月消費者物価指数(CPI)の動向を見極めたいとの思惑から、動きづらく方向感のない展開。その後、長期金利が低下するとハイテク株を中心に買い戻され、午後は堅調に推移した。セクター別では、原油高を受けてエネルギーが大きく上昇したほか、ヘルスケア、資本財なども上昇。小売と食品・生活必需品のみが下落した。




ディスカウント大手ターゲット(TGT)が在庫の急増を理由に業績予想を引き下げ下落。百貨店のコールズ(KSS)は、フランチャイズ・グループが80億ドルでの買収を目指し、独占交渉に入ったとの報道が好感され急伸した。原油高や大手金融機関による原油見通しの上方修正を受けてエクソンモービル(XOM)やシェブロン(CVX)など、エネルギー銘柄が上昇。食品会社のJMスマッカー(SJM)は四半期決算が市場予想を上回る内容で上昇した。自然食品などを扱うユナイテッド・ナチュラルフーズ(UNIFI)は、市場予想を上回る好決算を発表したが、インフレへの懸念を示し下落した。




世界銀行は今年の世界の経済成長率予想を2.9%に下方修正した。インフレやロシアによるウクライナ侵攻の影響などを反映したもので、マルパス総裁は多くの国が不況に直面する可能性があると警告した。





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