■NY株式:米国株式市場は続落、CPI受けた金融引き締め加速を警戒



ダウ平均は880.00ドル安の31,392.79ドル、ナスダックは414.21ポイント安の11,340.02で取引を終了した。



5月消費者物価指数(CPI)が40年ぶりの高い伸びとなったため、連邦準備制度理事会(FRB)の利上げペース加速を警戒し、寄り付きから大幅下落。6月連邦公開市場委員会(FOMC)での0.75ptの利上げを織り込む売りが強まったほか、最新6月のミシガン大消費者マインドが過去最低に落ち込んだため成長鈍化懸念から一段と売りに拍車がかかった。セクター別では、銀行・小売りが大幅下落。



動画配信のネットフリックス(NFLX)やネットオークション会社のイーベイ(EBAY)はゴールドマンサックスによる投資判断引き下げでそれぞれ下落。電子署名のドキュサイン(DOCU)は第1四半期決算で1株利益が予想を下回ったほか、アナリストの投資判断引き下げを受けて売られた。オンラインスタイリングサービスを提供するスティッチフィックス(SFIX)は第4四半期の減益予想や雇用削減計画を発表して下落。航空会社のアメリカン(AAL)やデルタ(DAL)は疾病予防管理センター(CDC)が入国の際のコロナ陰性証明提示を求める規制の撤廃を発表し一時好感されたものの、燃料価格の上昇が収益を圧迫するとの懸念が根強く、それぞれ下落した。一方同業のスピリット航空(SAVE)は潜在的な買収の可能性が高利益率に繋がるとの理由でアナリストが投資判断を引き上げ、上昇。また、景気悪化時に強いとされるディフェンシブ銘柄は高く、小売りのウォールマート(WMT)は上昇。



電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は1対3株の株式分割を発表した。



(Horiko Capital Management LLC)





■NY為替:ドル強含み、予想を上回る米CPIで大幅利上げの可能性浮上



10日のニューヨーク外為市場でドル・円は一時133円52銭まで反落後、134円48銭まで上昇し、134円39銭で引けた。米6月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値が過去最低に落ち込んだためドルは一時伸び悩んだのち、米5月消費者物価指数(CPI)が予想外に拡大し40年ぶり最大の伸びを記録したため、一部では、6月連邦公開市場委員会(FOMC)の0.75%の利上げ予想も浮上したほか、9月FOMCの0.5%の利上げ予想を一段と強め、ドル買いが優勢となった。



ユーロ・ドルは1.0585ドルから1.0506ドルまで下落し、1.0519ドルで引けた。ユーロ・円は141円87銭から140円80銭まで下落。米5月CPIや6月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値の悪化でリスク回避の円買いが加速した。ポンド・ドルは1.2450ドルから1.2301ドルまで下落した。ドル・スイスは0.9822フランから0.9898フランまで上昇した。





■NY原油:続落、米国株安を意識した売りが入る



10日のNY原油先物7月限は続落(NYMEX原油7月限終値:120.67 ↓0.84)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物7月限は、前営業日比-0.84ドルの120.67ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは118.33ドル-122.75ドル。ニューヨーク市場の序盤にかけて122.75ドルまで買われたが、米国株式の大幅下落を嫌気した売りが入ったことで一時118.33ドルまで急落した。ただ、供給不安は解消されていないことから、押し目買いが入っており、通常取引終了後の時間外取引では主に120ドル台で推移した。





■主要米国企業の終値



銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)



バンクオブアメリカ(BAC)  33.17ドル   -1.34ドル(-3.88%)

モルガン・スタンレー(MS) 77.40ドル   -3.76ドル(-4.63%)

ゴールドマン・サックス(GS)287.02ドル  -17.20ドル(-5.65%)

インテル(INTC)        39.18ドル   -0.83ドル(-2.07%)

アップル(AAPL)        137.13ドル  -5.51ドル(-3.86%)

アルファベット(GOOG)    2228.55ドル -69.81ドル(-3.04%)

メタ(META)           175.57ドル  -8.43ドル(-4.58%)

キャタピラー(CAT)      215.18ドル  -8.49ドル(-3.80%)

アルコア(AA)         53.01ドル   -2.55ドル(-4.59%)

ウォルマート(WMT)      121.70ドル  +0.68ドル(+0.56%)