■NY株式:米国株式市場はまちまち、ハイテク株に買い戻し



ダウ平均は38.29ドル安の29,888.78ドル、ナスダックは152.25ポイント高の10,798.35で取引を終了した。



連日の急落を受けた下げ過ぎ感から買い戻しが先行し、寄り付き後上昇。ただ、金利が再び上昇したことや原油価格の下落が警戒され重しとなった。また、連休を控えた調整や株価指数先物、オプション、個別株オプションの3つのデリバティブ取引の決済が重なるトリプルウィッチングを巡るテクニカルな取引を背景に終日上下に振れ、NYダウは小幅安で終了。一方でハイテク株に買い戻しが見られ相場を支えた。セクター別では、自動車・自動車部品やメディア・娯楽が上昇した一方、エネルギーが下落。



バイオのシージェン(SGEN)は、製薬会社のメルク(MERK)が同社買収を検討しているとのウォール・ストリート・ジャーナル紙の報道を受けて期待感から買われた。同業のモデルナ(MRNA)や製薬会社のファイザー(PFE)は食品医薬品局(FDA)が両社製新型コロナワクチンの生後6カ月以上の子供に対する緊急使用を認可したため上昇。動画配信のロク(ROKU)はディスカウント小売のウォルマート(WMT)との提携が好感されて上昇した。また、配車サービスのウーバーテクノロジー(UBER)やリフト(LYFT)、クレジットカード会社のアメリカン・エキスプレス(AXP)やキャピタルワン(COF)はアナリストの投資判断引上げでそれぞれ上昇。一方で、高級住宅建設会社のトールブラザーズ(TOL)や衣料小売のアーバンアウトフィッターズ(URBN)は、アナリストの投資判断引き下げで下落。石油化学メーカーのエクソンモービル(XOM)は原油価格の下落に連れ安した。



カンザスシティー地区連銀のジョージ総裁は、当局のバランスシート縮小と組み合わされれば0.75ptの利上げが先行きに不確実性を生むと考え、連邦公開市場委員会(FOMC)の決定に反対票を投じたと説明した。



(Horiko Capital Management LLC)





■NY為替:ドル・円は一時135円43銭 日米金利差の拡大を想定してドル買い強まる



17日のニューヨーク外為市場でドル・円は、134円43銭まで弱含んだのち、135円43銭まで上昇し、134円99銭で引けた。この日発表された5月米設備稼働率と5月米鉱工業生産が予想を下回ったため、ドルは弱含んだが、日米金利差拡大観測に伴うドル買い・円売りが強まり、一段高となった。



ユーロ・ドルは1.0508ドルから1.0445ドルまで下落し、1.0496ドルで引けた。米債利回りの上昇に伴うドル買いが強まった。ユーロ・円は141円00銭から141円75銭まで上昇。欧日金利差拡大観測にユーロ買い、円売りが優勢となった。ポンド・ドルは1.2287ドルから1.2173ドルまで下落した。ドル・スイスは0.9629フランから0.9733フランまで上昇した。





■NY原油:反落、世界経済の減速を警戒して売りが強まる



17日のNY原油先物8月限は反落(NYMEX原油8月限終値:107.99 ↓7.26)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物8月限は、前営業日比-7.26ドルの107.99ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは106.40ドル-116.58ドル。ロンドン市場の中盤にかけて116.58ドルまで買われたが、ドル安が一服したことや、世界経済の減速が警戒されたことで供給不安は後退し、通常取引終了後の時間外取引で一時106.40ドルまで下落した。





■主要米国企業の終値



銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)



バンクオブアメリカ(BAC)  31.92ドル   +0.07ドル(+0.22%)

モルガン・スタンレー(MS) 72.90ドル   -1.05ドル(-1.42%)

ゴールドマン・サックス(GS)279.79ドル  -5.19ドル(-1.82%)

インテル(INTC)        36.97ドル   -0.37ドル(-0.99%)

アップル(AAPL)        131.56ドル  +1.50ドル(+1.15%)

アルファベット(GOOG)    2157.31ドル +24.59ドル(+1.15%)

メタ(META)           163.74ドル  +2.87ドル(+1.78%)

キャタピラー(CAT)      192.64ドル  -2.15ドル(-1.10%)

アルコア(AA)         49.28ドル   -0.40ドル(-0.81%)

ウォルマート(WMT)      118.29ドル  -2.33ドル(-1.93%)