27日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。米連邦準備制度理事会(FRB)の引き締めについて市場の見方が分かれ、ドルは売り買い交錯の見通し。一方、日銀の緩和政策堅持を背景とした円売りで、ドルは下げづらい。



前週末の取引で米10年債利回りの上昇を手がかりにドル買いに振れ、ドル・円は一時135円半ばまで値を切り上げた。ただ、米経済指標の低調な内容を受け、ユーロ・ドルは1.0570ドル台に浮上(ドルは下落)している。本日アジア市場でロシアの外貨建て国債の債務不履行(デフォルト)の可能性が報じられ、リスク回避の円買いに振れる場面もあった。ただ、株式市場への影響は限定的で、円買い後退により主要通貨は下げ渋った。



この後の海外市場は、米金融政策を見極める展開となりそうだ。パウエルFRB議長は前週の議会証言で、高インフレの抑止に向け一段の引き締めに前向きなスタンスを示した。半面、24日に発表されたミシガン大学消費者態度指数(確報値)の下方修正でリセッション懸念が強まり、市場はFRBがタカ派姿勢を弱めるとの観測が広がる。ドル・円に関しては月末のフローが見込まれ方向感は乏しいものの、134円台は買戻しが予想される。



【今日の欧米市場の予定】

・21:30 米・5月耐久財受注速報値(前月比予想:+0.1%、4月:+0.5%)

・23:00 米・5月中古住宅販売成約指数(前月比予想:-3.5%、4月:-3.9%)

・23:30 米・6月ダラス連銀製造業活動指数(5月:-7.3)

・24:30 米財務省・5年債入札

・02:00 米財務省・2年債入札