28日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想したい。米連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め観測で米国債入札が低調なら、金利高を手がかりにドル買いに振れやすい。また、欧米株高に振れればリスク選好の円売りも見込まれる。



前日の取引で欧州株高を好感した円売りが強まり、ドル・円は一時135円半ばに浮上。一方、米10年債利回りが低下するとドル売りに振れ、ユーロ・ドルは1.06ドル台に値を上げる場面もあった。本日アジア市場は月末のフローにより、方向感の乏しい展開に。ドル・円は米金利の失速を受け、短期的にドル売りに押された。ただ、安寄りした日経平均株価がプラスに転じた場面では、日本株高を好感した円売りで135円前半を維持した。



この後の海外市場は引き続き方向の定まらない値動きが予想される。今晩発表の消費者信頼感指数は前回を下回ると予想され、リセッション懸念が広がればドル売り先行となりそうだ。半面、前日同様、住宅関連で回復の持続が示されればドル売りは縮小しよう。他方、27日は米2年債・5年債の低調な入札結果を受け、米金利高に振れドルを押し上げている。本日は7年債入札が予定され、結果によっては金利高・ドル高の可能性があろう。



【今日の欧米市場の予定】

・21:30 米・5月卸売在庫速報値(前月比予想:+2.2%、4月:+2.2%)

・22:00 米・4月FHFA住宅価格指数(前月比予想:+1.6%、3月:+1.5%)

・22:00 米・4月S&PコアロジックCS20都市住宅価格指数(前年比予想:+21.20%、3月:+21.17%)

・23:00 米・6月消費者信頼感指数(予想:100.0、5月:106.4)

・23:00 米・6月リッチモンド連銀製造業指数(予想:-5、5月:-9)

・01:30 デイリー米サンフランシスコ連銀総裁インタビュー

・02:00 米財務省・7年債入札