4日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。





■株式見通し:ハイテク株の弱い値動きが目立つ局面においてはやや内需系にシフト

■ニトリHD、1Q営業利益 13.7%減 369億円

■前場の注目材料:井関農機、トラクター増産、インドネシアで新棟





■ハイテク株の弱い値動きが目立つ局面においてはやや内需系にシフト



4日の日本株市場は、買い先行から始まるものの、買い一巡後は次第にこう着の強い値動きが見込まれる。1日の米国市場はNYダウが321ドル高だった。6月のISM製造業景況指数が予想以上に悪化し2年ぶり低水準に落ち込んだため景気後退懸念が再燃し売られる場面も見られたが、連邦準備制度理事会(FRB)の急速な利上げの思惑が後退、金利が低下すると安心感も広がり下げ止まった。第3四半期、下半期入りで新たな投資資金流入を期待した買いや連休を控えた買戻しの動きから終盤にかけて切り返す動きに。シカゴ日経225先物清算値は大阪比480円高の26310円。円相場は1ドル135円10銭台で推移している。



シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まることになろう。日経225先物はナイトセッションで週末の下落部分を埋めていることもあり、ショートカバーの動きも強まりやすいところであろう。また、週明けの米国市場は祝日で休場となることから海外勢のフローは限られるため、短期資金によって値幅も出やすいところである。ただし、米国では半導体株が売られており、SOX指数は4%近く下落しているため、指数インパクトの大きい東エレク<8035>などの動向に関心が集まりやすいと考えられる。買い一巡後には仕掛け的な動きも入りやすい需給状況と見られることから、次第にこう着感が強まりそうだ。



米国市場については連休を控えた買い戻しの影響が強いと考えられ、NYダウ、S&P500、ナスダックはいずれも反発を見せたものの、5日線に接近したところである。短期線を一気に超えてくることができなければ買い戻しにとどまりやすく、戻り待ちの売りが改めて意識されやすいところ。一方で、VIX指数は低下してきており、リスク回避姿勢は高まりづらいところであるため、強弱感は対立しやすいだろう。積極的な上値追いの動きは考えづらいものの、買い一巡後に大きく売られる局面においては押し目を狙いたいところだ。



まずは買い一巡後の底堅さを見極めつつ、ハイテク株の弱い値動きが目立つ局面においてはやや内需系にシフトしておきたい。参院選では与党が過半数を占めると伝えられるなか、政策に絡んだテーマ株などの動向も注目されやすく、短期的な値幅取り狙いの資金が向かいそうである。一方で、マザーズ指数は再び25日線を下回ってきたほか、SOX指数の弱い値動きも気掛かりとなりやすく、中小型株については神経質な相場展開になりそうだ。



■ニトリHD、1Q営業利益 13.7%減 369億円



ニトリHD<9843>が発表した第1四半期業績は、売上高が前年同期比0.6%増の2166.48億円、営業利益は同13.7%減の369.17億円だった。コンセンサス(380億円程度)を下回る。家具・インテリア業界においては、業種・業態の垣根を越えた販売競争の激化や、人手不足による人件費の高騰及び供給面での制約や原材料価格の上昇等により、依然として厳しい経営環境が続いている。





■前場の注目材料



・NYダウは上昇(31097.26、+321.83)

・ナスダック総合指数は上昇(11127.84、+99.11)

・シカゴ日経先物は上昇(26310、大阪比+480)

・1ドル=135.10-20円

・VIX指数は低下(26.70、-2.01)

・米原油先物は上昇(108.43、+2.67)

・米長期金利は低下

・米国景気は拡大

・コロナ流行下の経済活動正常化

・日銀は金融緩和を長期化





・井関農機<6310>トラクター増産、インドネシアで新棟

・住友商事<8053>米オフィスビル売却、高収益物件に投資シフト

・KDDI<9433>通信障害、最大3915万回線に影響、「深く反省」社長が陳謝

・三菱UFJ<8306>野村HDのタイ子会社を212億円で買収

・7&iHD<3382>そごう・西武売却で米ファンドに優先交渉権

・三菱重<7011>サイバー対策事業を拡大、演習・常時監視サービス開発

・クボタ<6326>コンパクトトラックローダーをハイブリッド化、商品化目指し実証開始

・NEC<6701>アイルランド社買収、海外5G推進





☆前場のイベントスケジュール



<国内>

・08:50 6月マネタリーベース(5月:前年比+4.6%)



<海外>

・特になし