5日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。日米中銀による金融政策の方向性の違いから、ドル買い・円売り地合いは継続の見通し。ただ、米国の景気減速懸念が広がるなか、金利や株価次第でドルは下押しされる可能性があろう。



前日は米独立記念日に伴う休場で取引は低調。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め姿勢に対し日銀は緩和政策維持の方針で、ドル・円は135円半ばから後半で底堅く推移した。一方、ユーロ圏経済の不透明感でユーロは弱含み、ユーロ・ドルは1.04ドル前半に失速する場面もあった。本日アジア市場でその流れが受け継がれ、ややドル買い基調に振れやすい。また、中国経済の回復期待を背景に、円売りが主要通貨を支えた。



この後の海外市場は、米FRBと日銀の方向性の違いからドル買い・円売りに振れやすい。ただ、前週発表された米経済指標で国内総生産(GDP)の下方修正などからリセッションへの懸念が広がり、今晩の製造業新規受注が弱い内容なら米金利の低下を手がかりにドル買いは縮小しそうだ。また、今週の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨や雇用統計を見極めようと、ドルは積極的な買いが後退し、金利や株価をにらみ上値の重さが意識されよう。



【今日の欧米市場の予定】

・17:00 ユーロ圏・6月サービス業PMI改定値(予想:52.8、速報値:52.8)

・17:30 英・6月サービス業PMI改定値(予想:53.4、速報値:53.4)

・18:30 英中銀金融安定報告

・23:00 米・5月製造業受注(前月比予想:+0.5%、4月:+0.3%)

・23:00 米・5月耐久財受注改定値(前月比予想:+0.7%、速報値:+0.7%)