14日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。





■株式見通し:こう着ながらも底堅い相場展開に

■吉野家HD、1Q営業利益 黒字転換 4.4億円

■前場の注目材料:日本精工、食用油の寿命1.5倍、酸化劣化抑制フィルター事業化





■こう着ながらも底堅い相場展開に



14日の日本株市場は、こう着ながらも底堅い相場展開になりそうだ。13日の米国市場はNYダウが208ドル安だった。6月消費者物価指数(CPI)が前年比で41年ぶりの高水準に加速したため7月の連邦公開市場委員会(FOMC)で1.0%利上げ観測も浮上したことから売り優勢の展開だった。ただし、長期金利が低下に転じると売り圧力も後退し引けにかけて下げ幅を縮めた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比45円高の26485円。円相場は1ドル137円40銭台で推移。



シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、小動きで始まりそうだ。再びCPIショックといった格好とはなったものの、前日には予想を上回る上昇になるとの観測から警戒を強めていた。0.75%の利上げが確実視され、1.0%の利上げ観測についても、前日の時点で伝わっていたこともあり、ネガティブな動きは限られそうだ。また、東証プライム市場の出来高は約2カ月ぶりに9億株を下回る薄商いだったことから見ても、先回り的な動きは限られていたであろう。



そのため、1.0%の利上げを織り込む流れから上値は抑えられるだろうが、下値の堅さは意識されてくる可能性はありそうだ。また、SOX指数は上昇しており、軟調な推移を続けていたハイテク株の一角には引き続きリスクを取る動きも見られており、東京市場においても、ハイテク株の押し目を拾う動きなども意識されやすいところであろう。そのほか、VIX指数は低下していることもリスク回避には向かわないと考えられる。CPIの結果を受けた米国市場の下落の影響から売られる局面においては押し目待ちの動きに期待したいところではある。



また、前日の薄商いのなかで見送っていた資金流入についても、CPI通過に伴うアク抜けの動きも意識されそうであり、相場全体の底堅さに繋がりそうだ。日経平均は5日、25日線が位置する26500円辺りでは上値を抑えられるものの、前日の安値水準での押し目待ちの買いに期待。また、テクニカル面では一目均衡表では雲下限を下回って推移しているが、今後は雲のねじれが起きるため、トレンドは出やすくなる。遅行スパンは実線を下回っての推移により、下方シグナルを継続しているものの、6月高値を通過したことにより、来週にも上方シグナルを発生させてくる可能性がある。





■吉野家HD、1Q営業利益 黒字転換 4.4億円



吉野家HD<9861>が発表した1Q業績は、売上高が前年同期比10.5%増の402.82億円、営業損益は4.40億円の黒字(前年同期は2.06億円の赤字)だった。3年ぶりとなる行動制限のない5月の大型連休では国内事業の既存店売上高が新型コロナウイルス感染症拡大前の2019年水準まで回復。海外事業においては、中国はロックダウンの影響で厳しい状況が続いているが、依然として米国は好調に推移しており、アセアン各国も回復してきている。





■前場の注目材料



・日経平均は上昇(26478.77、+142.11)

・シカゴ日経先物は上昇(26485、大阪比+45)

・1ドル=137.30-40円

・SOX指数は上昇(2577.36、+19.19)

・VIX指数は低下(26.82、-0.47)

・米原油先物は上昇(96.30、+0.46)

・米長期金利は低下

・米国景気は拡大

・日銀は金融緩和を長期化





・日本精工<6471>食用油の寿命1.5倍、酸化劣化抑制フィルター事業化

・日産自<7201>メルセデス・ベンツとの共同開発終了、EVシフトで協業関係希薄に

・日本ガイシ<5333>石川の拠点に太陽光とNAS電池、CO2を年1340トン減

・ソフトバンクG<9984>傘下の米投資ファンド売却検討との報道

・テルモ<4543>英拠点に30億円追加投資、オープンステントグラフト増産

・三洋化成<4471>電解液3割増強、アルミ電解コンデンサー用





☆前場のイベントスケジュール



<国内>

・特になし



<海外>

・10:30 豪・6月失業率(予想:3.8%、5月:3.9%)

・10:30 豪・6月雇用者数増減(予想:+3.00万人、5月:+6.06万人)