19日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。日米金利差に着目したドル買い・円売りは継続し、相場の底堅い値動きが続きそうだ。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)の大幅利上げへ期待は弱まり、一段のドル買いは縮小しそうだ。



前日の取引で米10年債利回りが上昇後に失速し、ドル買いは後退。ユーロ・ドルは前週の大幅安の反動で買戻しが強まり一時1.02ドル付近に浮上し、ドル・円は138円付近まで失速する場面もあった。本日アジア市場は具体的な材料が乏しく、ドルへの売り買い交錯で方向感の乏しい展開に。一方、日経平均株価は堅調となったが、上海総合指数などアジアの主要指数は軟調地合いでリスク回避的な円買いが主要通貨を下押しした。



この後の海外市場は、引き続き米金融政策を見極める展開となりそうだ。20-21日開催の日銀金融政策決定会合で現行の異次元緩和継続とみられ、米FRBとの金融政策の方向性の違いからドル・円は下げづらい。ただ、FRB当局者から1.00%への利上げ幅拡大について否定的な見解が目立つ。今晩発表の住宅関連指標が前日に続き弱い内容なら、金融引き締め加速への期待は後退。ドル・円は下値が堅い半面、一段の上昇は抑制されるだろう。





【今日の欧米市場の予定】

・18:00 ユーロ圏・6月消費者物価指数改定値(前年比予想:+8.6%、速報値:+8.6%)

・21:30 米・6月住宅着工件数(予想:158.0万戸、5月:154.9万戸)

・21:30 米・6月住宅建設許可件数(予想:165.0万戸、5月:169.5万戸)