20日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。米連邦準備制度理事会(FRB)の大幅利上げへ期待は後退し、ドル買いは入りづらい展開に。ただ、日銀金融政策決定会合では緩和方針の継続が見込まれ、円売りがドルを支えそうだ。



前日の取引で米10年債利回りの上昇を受け、ドル・円は138円20銭台に戻した。一方、ロシア産のエネルギー供給再開の見通しで、ユーロ・ドルは1.02ドル台後半に水準を切り上げる場面もあった。本日アジア市場は日経平均株価の強含みや上海総合指数などアジアの主要指数の堅調地合いで株高を好感した円売りが優勢となり、主要通貨を支えている。ドル・円は国内勢の売りで失速した後、おおむね138円付近で推移した。



この後の海外市場は主要中銀による金融政策を見極めるムードが広がりやすい。明日開催の欧州中銀(ECB)理事会でのタカ派姿勢が見込まれ、ユーロ・ドルが上昇基調を維持すればドルへの下押し圧力となりそうだ。また、来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)に向け0.75%利上げを織り込む展開で、引き締め加速期待の後退もドル買いを抑制。ただ、本日から開催の日銀金融政策決定会合で緩和継続の方針とみられ、円売りがドルを支える。



【今日の欧米市場の予定】

・17:00 南ア・6月消費者物価指数(前年比予想:+7.3%、5月:+6.5%)

・17:00 ユーロ圏・5月経常収支(4月:-58億ユーロ)

・21:30 カナダ・6月消費者物価指数(前年比予想:+8.4%、5月:+7.7%)

・23:00 米・6月中古住宅販売件数(予想:536万戸、5月:541万戸)

・23:00 ユーロ圏・7月消費者信頼感指数速報値(予想:-24.9、6月:-23.6)