21日の東京市場でドル・円は下げ渋り。日経平均株価の上昇で円売り先行。その後、日銀がインフレ見通しを引き上げると緩和縮小の思惑で短期的な円買いにより138円00銭まで下落。ただ、黒田日銀総裁が記者会見で緩和政策の継続を表明し、円売りで138円65銭まで値を切り上げた。



・ユーロ・円は140円71銭から141円59銭まで上昇した。

・ユーロ・ドルは1.0177ドルから1.0228ドルまで値を上げた。



・17時時点:ドル・円138円60-70銭、ユーロ・円141円30-40銭

・日経平均株価:始値27,627.88円、高値27,803.00円、安値27,549.56円、終値27,803.00円(前日比122.74円高)



【金融政策】

・日銀:金融市場調節方針・資産買入れ方針は現行政策を維持

-イールドカーブ・コントロール:(賛成8反対1)

短期金利:日本銀行当座預金のうち政策金利残高に-0.1%のマイナス金利を適用。

長期金利:10 年物国債金利がゼロ%程度で推移するよう、上限を設けず必要な金額の長期国債の買入れを行う。

連続指値オペの運用明確化:10年物国債金利についての0.25%の利回りで指し値を、明らかに応札が見込まれない場合を除き毎営業日実施。

-資産買入れ方針(全員一致)

ETFおよびJ-REITについて、それぞれ年間約12兆円、年間約1800億円に相当する残高増加ペースを上限に必要に応じて買入れを行う。

CPほか社債などについては、感染症拡大前と同程度のペースで買入れを行い、買入れ残高をCP等約2兆円、社債等約3兆円と拡大前の水準へと徐々に戻す。

マネタリーベース:消費者物価指数(除く生産食品)が安定的に前年比+2%を超えるまで拡大方針を継続する。



「展望レポート」

-消費者物価指数見通し:2022年度+2.3%(前回+1.9%)、23年度+1.4%(同+1.1%)

-実質国内総生産見通し:2022年度+2.4%(前回+2.9%)、23年度+2.0%(同+1.9%)



【要人発言】

・ドラギ伊首相

「辞任する予定」

・黒田日銀総裁

「必要があればちゅうちょなく追加的な金融緩和措置を講じる」

「持続的・安定的な物価実現には至っておらず、緩和の継続が必要」

「最近の急激な円安進行は経済にマイナスで望ましくない」

「金利引き上げやレンジ拡大のつもりはまったくない」



【経済指標】

・NZ・6月貿易収支:-7.01+2.63億NZドル(5月:+2.63億NZドル)

・日・6月貿易収支:-1兆3838億円(予想:-1兆5597億円、5月:-2兆3858億円)