21日のドル・円は、東京市場では138円01銭から138円66銭まで反発。欧米市場では138円88銭まで買われた後、137円30銭まで反落し、137円34銭で取引終了。本日22日のドル・円は主に137円台で推移か。米長期金利は低下しており、リスク選好的なドル買いは縮小する可能性がある。



欧州中央銀行(ECB)は21日に開いた理事会で、0.5ポイントの利上げを発表した。主要政策金利は0.5%となり、中銀の預金金利は-0.5%から0%に引き上げられた。ラガルドECB総裁は記者会見で「価格上昇圧力はより多くのセクターに広がりつつある」、「ユーロ安が物価上昇に拍車をかけている」と指摘した。ECBは声明で、「今後の複数回の会合における一段の金利正常化が適切」との認識を表明した。ECBは将来の利上げ幅についてのガイダンスは提示していないが、経済指標次第で9月に追加利上げが決定される可能性がある。



ラガルド総裁は会見で「委員会が先週公表した最新の予測を見る限り、基本シナリオでは今年も来年もリセッションに陥ることはない」と述べたが、景気見通しについて楽観視していないことも伝えている。世界経済の大幅な減速は避けられないとの見方が広がっており、ECB政策金利見通しについては予断を許さない状況が続くとみられる。