27日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。米連邦公開市場委員会(FOMC)では0.75%利上げがメーンシナリオ。その後の連邦準備制度理事会(FRB)議長会見で先行きの引き締めに慎重姿勢が示されれば、ドル買いは縮小しそうだ。



前日の取引で米10年債利回りの上昇でドル買い優勢となり、ドル・円は136円後半に浮上。一方、欧州への天然ガス供給が不安視されるなか、エネルギー価格の急伸を受けユーロ・ドルは1.01ドル付近に失速し、ドル・円を支えた。本日アジア市場は今晩のFRBによる政策決定を見極める展開となり、ドル・円は137円付近でもみ合った。ただ、世界経済の不透明感を背景に引き締め観測はやや弱まり、株高期待による円売りが目立つ。



この後の海外市場はFRBの政策発表が焦点。26-27日のFOMCでは利上げ幅について一部で1.00%への拡大が期待されるものの、メーンシナリオは前回に続き0.75%。パウエルFRB議長はその後の記者会見でインフレ抑止に向け、引き締め姿勢を強めればドル買いに振れやすい。半面、足元で発表された米経済指標は低調な内容が目立ち、景気への配慮を示すとの見方もある。その際にはドル買いが抑制され、ドル・円は上値の重い値動きになるだろう。



【今日の欧米市場の予定】

・21:30 米・6月耐久財受注速報値(前月比予想:-0.4%、5月:+0.8%)

・21:30 米・6月卸売在庫速報値(前月比予想:+1.5%、5月:+1.8%)

・23:00 米・6月中古住宅販売成約指数(前月比予想:-1.0%、5月:+0.7%)

・03:00 米連邦公開市場委員会(FOMC)が声明発表(政策金利は0.75ポイント引き上げ予想)

・03:30 パウエル米FRB議長会見