27日のドル・円は、東京市場では136円80銭から137円14銭まで反発。欧米市場では137円46銭まで買われた後、136円33銭まで反落し、136円60銭で取引終了。本日28日のドル・円は主に136円台で推移か。米政策金利が大幅に上昇する可能性は低下したが、米国株高を意識してドルは下げ渋る可能性がある。



米連邦準備制度理事会(FRB)は26−27日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を75ベーシスポイント引き上げ、2.25−2.50%とすることを決めた。利上げ幅は予想通りだったが、市場参加者の間からは「インフレ率は低下しつつあり、FRBはこの先は利上げに慎重になる」との声が聞かれている。パウエルFRB議長は会見で、「インフレ低下に向けて迅速に行動する」、「米国経済は底堅く推移している」、「労働市場は著しく引き締まり、物価は高すぎる」、「利上げペースはデータや経済見通し次第」などの見解を伝えている。



CMEのFedWatchによると、27日時点で9月開催のFOMC会合でFF金利の誘導目標水準が2.75-3.00%となる確率は、65%程度。9月開催のFOMC会合では0.50ポイントの利上げが行われる可能性が高いとみられているが、今後発表される米国経済指標が予想以上に悪化し、インフレ抑制の兆候がより明確になった場合、利上げは9月でひとまず終了する可能性もある。