28日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きか。米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げペース鈍化の思惑から、ドル売りに振れやすい。ただ、今晩発表の4-6月期国内総生産(GDP)で回復持続が示されれば、ドルの買戻しが見込まれる。



FRBは26-27日に開催した連邦公開市場委員会(FOMC)での討議を踏まえ、前回6月に続き0.75%の大幅利上げを決めた。一方、パウエルFRB議長は会合後の記者会見で今後発表される経済指標の内容次第とし、引き締めペース鈍化の可能性に言及。本日アジア市場はそうした発言からドル売りが先行し、ドル・円は136円半ばから135円まで下げる場面もあった。ただ、日銀との政策スタンスの違いで下げ渋り、135円台を維持した。



この後の海外市場は、今後利上げペースを緩めるのが適切になるとのFRB議長の見解を消化する展開とみられ、ドル売りに振れやすい。月末のフローも後押ししよう。ただ、今晩発表の米4-6月期GDPの速報値は前期比年率+0.4%と、1-3月期の-1.6%からプラスに転じる見通し。2期連続マイナスならリセッション入りとなるため、それを回避できればドルへの買戻しが見込まれる。また、欧州通貨が買いづらいことも、ドルを支える要因とみる。



【今日の欧米市場の予定】

・18:00 ユーロ圏・7月景況感指数(予想:102.0、6月:104.0)

・21:00 独・7月消費者物価指数速報値(前年比予想:+7.4%、6月:+7.6%)

・21:30 米・4-6月期GDP速報値(前期比年率予想:+0.4%、1-3月期:-1.6%)

・21:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:25.0万件、前回:25.1万件)

・02:00 米財務省・7年債入札