3日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。米下院議長の訪台で米中間の緊張が警戒され、リスク回避的な円買いが入りやすい。一方、米連邦準備制度理事会(FRB)当局者がタカ派姿勢を強めており、ドル買いは続きそうだ。



ペロシ米下院議長による台湾訪問で米中間の緊張が高まるとみられ、前日はリスク回避の円買いに振れやすい地合いが続いた。その後はFRB当局者が講演などでリセッション入りに否定的な見解を示し、今後も引き締めを進める方針を強調。それを受けドル買い優勢となりユーロ・ドルは1.01ドル台半ばに失速し、ドル・円は133円台に浮上した。本日アジア市場でその流れは一服し、ドル・円は134円近くから大きく値を下げた。



この後の海外市場は2日と同様の展開が予想される。3日午後時点で中国軍の台湾領内への侵入により米中衝突の緊張が高まり、円買いに振れやすい。一方、今晩発表の米ISM非製造業景況指数は前回から弱い内容なら、減速を懸念したドル売りが想定される。ただ、前日に続きFRB当局者はタカ派姿勢を示すとみられ、ドル買い基調は継続しよう。もっとも、ミネアポリス連銀総裁の非タカ派な見解でドル・円は上値の重い値動きとなりそうだ。



【今日の欧米市場の予定】

・17:00 ユーロ圏・7月サービス業PMI改定値(予想:50.6、速報値:50.6)

・17:30 英・7月サービス業PMI改定値(予想:53.3、速報値:53.3)

・18:00 ユーロ圏・6月生産者物価指数(前年比予想:+35.7%、5月:+36.3%)

・18:00 ユーロ圏・6月小売売上高(前月比予想:0.0%、5月:+0.2%)

・22:45 米・7月サービス業PMI改定値(予想:47.0、速報値:47.0)

・23:00 米・7月ISM非製造業景況指数(予想:53.5、6月:55.3)

・23:00 米・6月製造業受注(前月比予想:+1.2%、5月:+1.6%)

・23:00 米・6月耐久財受注改定値(前月比予想:+1.9%、速報値:+1.9%)

・23:30 ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁講演(フィンテック関連)

・24:45 バーキン米リッチモンド連銀総裁講演(インフレ関連)

・03:30 カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁オンライン炉辺談話