■NY株式:米国株式市場はまちまち、強い雇用統計好感も金利高を警戒



ダウ平均は76.65ドル高の32,803.47ドル、ナスダックは63.03ポイント安の12,657.55で取引を終了した。



7月雇用統計の強い結果を受けて、連邦準備制度理事会(FRB)の大幅利上げ観測が再燃し、金利高を警戒した売りが先行。一方、景気後退懸念も緩和したため、徐々に買い戻しが強まり、下げ幅を縮小した。ダウ平均は上昇に転じたが、金利上昇を警戒してハイテク株は売られ、ナスダック総合指数は下落で終了した。セクタ—別ではエネルギー、銀行が上昇した一方で、自動車・自動車部品が下落。



再生可能燃料会社のシェブロン(CVX)や石油会社のエクソン・モービル(XOM)は原油高による収益拡大期待から上昇。銀行のJPモルガン(JPM)は金利収入の増加を期待した買いで買われた。配車サービルのリフト(LYFT)は四半期決算で配車需要がパンデミック以降で最高に達し、予想外に調整後1株当たり利益を計上したことで上昇。オンラインギャンブルのドラフトキング(DKNG)は第2四半期決算で売上高が予想を上回ったほか、通年の業績見通しを引き上げ、さらに、秋のフットボールシーズンを控えた需要拡大期待から上昇した。映画館を運営するAMCエンタテーンメント(AMC)は四半期損失を計上した一方、特別配当を発表して買われた。



一方、メディアのワーナーブラザース・ディスカバリーは合併後初となる四半期決算で、純損失を計上し、売り上げも予想を大幅に下回ったことで大幅安。ディスカバリーはHBOマックスとディスカバリープラスの動画配信事業を統合すると発表した。宅配サービスを供給するドアダッシュ(DASH)は四半期決算で予想を上回る損失を計上し下落した。



投資家の恐怖心理を示すVIX指数は20.76まで低下し、4月来の低水準となった。



(Horiko Capital Management LLC)





■NY為替:ドル・円は急上昇、良好な米7月雇用統計で9月75BP利上げ織り込む



5日のニューヨーク外為市場でドル・円は、133円18銭から135円50銭まで上昇し、134円98銭で引けた。米7月雇用統計がパンデミック前の水準回復する強い結果を受けて景気後退懸念が後退。米連邦準備制度理事会(FRB)が9月連邦公開市場委員会(FOMC)で3会合連続で75BPの利上げに踏み切るとの見通しが強まり、金利上昇に伴うドル買いが加速した。



ユーロ・ドルは1.0236ドルから1.0142ドルまで下落し、1.0179ドルで引けた。欧米金利差拡大観測を受けたユーロ売りが優勢となった。ユーロ・円は136円16銭から137円76銭まで上昇した。リスク選好の円売りが優勢となった。ポンド・ドルは1.2149ドルから1.2004ドルまで下落。ドル・スイスは0.9553フランから0.9650フランまで上昇した。





■NY原油:強含み、米雇用統計改善で需要増加の思惑も



5日のNY原油先物9月限は強含み(NYMEX原油9月限終値:89.01 ↑0.47)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は、前営業日比+0.47ドル(+0.53%)の89.01ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは87.01ドル-90.76ドル。米雇用統計発表後に87.01ドルまで下落したが、雇用改善による需要増の思惑が強まり、一時90.76ドルまで戻した。ただ、米長期金利上昇やドル高を意識した売りも観測されており、通常取引終了後の時間外取引では主に88ドル台で推移。





■主要米国企業の終値



銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)



バンクオブアメリカ(BAC)  33.96ドル   +0.56ドル(+1.68%)

モルガン・スタンレー(MS) 86.13ドル   +0.77ドル(+0.90%)

ゴールドマン・サックス(GS)334.67ドル  +2.80ドル(+0.84%)

インテル(INTC)        35.39ドル   -0.27ドル(-0.76%)

アップル(AAPL)        165.35ドル  -0.23ドル(-0.14%)

アルファベット(GOOG)    118.22ドル  -0.65ドル(-0.55%)

メタ(META)           167.11ドル  -3.46ドル(-2.03%)

キャタピラー(CAT)      185.39ドル  +1.75ドル(+0.95%)

アルコア(AA)         49.52ドル   +1.67ドル(+3.49%)

ウォルマート(WMT)      126.58ドル  +1.01ドル(+0.80%)