■NY株式:NYダウ27ドル高、根強い利上げ観測が重し



米国株式市場はまちまち。ダウ平均は27.16ドル高の33336.67ドル、ナスダックは74.89ポイント安の12779.91で取引を終了した。7月生産者物価指数(PPI)がパンデミック直後の2年ぶりの低水準に減速したため連邦準備制度理事会(FRB)の大幅利上げへの警戒感がさらに後退し、寄り付き後、大幅上昇。しかし、連邦準備制度理事会(FRB)高官が相次いでインフレが依然高過ぎるとの見方で利上げ計画を維持する必要性を主張したため長期金利の上昇を受けてハイテク中心に売られ引けにかけて失速。ダウはかろうじてプラス圏を維持したものの、ナスダック総合指数は下落に転じた。セクター別では、エネルギー、銀行が上昇した一方、自動車・自動車部品が下落。



エネルギー会社のデボンエナジー(DVN)は原油価格の反発に連れ、買われた。エンターテインメントのウォルトディズニー(DIS)は四半期決算でテーマパークの入場者数や動画配信サービスの有料会員数が予想を上回り、業績が予想を上回ったため上昇。一方で、テーマパーク運営のシックス・フラッグズ・エンターテインメント(SIX)は第2四半期決算で入場者数22%減が響き1株利益が予想を大幅に下回り、下落した。製薬会社ファイザー(PFE)は、胃薬ザンタック訴訟を巡る懸念に売られた。高級オーディオ製品の開発を手掛けるソノス(SONO)は決算で、内容が市場の予想を下回ったほか、通年の見通しを引き下げ、最高財務責任者(CFO)の退任を発表し、下落。



電気トラックメーカーのリビアン(RIVN)は取引終了後に決算を発表。22年の生産見通しを据え置いたものの、通年の調整後の利益見通し引き下げが嫌気され売られている。



HorikoCapitalManagementLLC





■NY為替:米7月PPI鈍化も利上げ観測根強くドル売り後退



11日のニューヨーク外為市場でドル・円は、131円74銭まで下落後、133円14銭まで反発し、133円01銭で引けた。米国の7月生産者物価指数(PPI)が前月比でパンデミックによる経済封鎖直後の2020年4月以降のマイナスとなり、消費者物価指数(CPI)に続きインフレ圧力の弱まりを示す結果を受けて連邦準備制度理事会(FRB)の利上げペース減速を織り込むドル売りが一時強まった。同時に、FRB高官は、インフレ指標の改善も利上げ計画を維持するべきと主張したため追加利上げを織り込み長期金利が上昇したためドル買いが再燃。



ユーロ・ドルは1.0364ドルまで上昇後、1.0310ドルまで反落し、1.0324ドルで引けた。ユーロ・円は136円31銭まで下落後、137円39銭まで反発。ポンド・ドルは1.2249ドルまで上昇後、1.2185ドルまで反落。ドル・スイスは0.9371フランまで下落後、0.9424フランまで上昇した。





■NY原油:続伸で94.34ドル、需要増加予測で買いが強まる



NY原油先物9月限は続伸(NYMEX原油9月限終値:94.34 ↑2.41)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は、前営業日比+2.41ドルの94.34ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは91.24ドル-95.05ドル。アジア市場で91.24ドルまで下げたものの、ロンドン市場で93ドル台を回復し、需要増加の予測を背景にニューヨーク市場の後半で一時95.05ドルまで一段高となった。ただ、利食い売りが増えたことによって上げ幅は縮小し、通常取引終了後の時間外取引では主に94ドル台前半で推移した。





■主要米国企業の終値



銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)



バンクオブアメリカ(BAC)  35.91ドル   +0.84ドル(+2.40%)

モルガン・スタンレー(MS) 90.20ドル   +1.31ドル(+1.47%)

ゴールドマン・サックス(GS)351.68ドル  +3.77ドル(+1.08%)

インテル(INTC)        35.59ドル   +0.22ドル(+0.62%)

アップル(AAPL)        168.49ドル  -0.75ドル(-0.44%)

アルファベット(GOOG)    119.82ドル  -0.83ドル(-0.69%)

メタ(META)           177.49ドル  -0.85ドル(-0.48%)

キャタピラー(CAT)      194.00ドル  +3.28ドル(+1.72%)

アルコア(AA)         53.27ドル   +0.32ドル(+0.60%)

ウォルマート(WMT)      129.82ドル  +1.24ドル(+0.96%)