15日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。今晩発表のNY連銀製造業景気指数は前回を下回る見通しで、減速懸念が広がりやすい。ただ、連邦準備制度理事会(FRB)当局者はタカ派的な姿勢を崩さず、ドルは売りづらい面もある。



前週末の取引でドルへの調整買いが優勢となり、ユーロ・ドルは1.0230ドル台に失速、ドル・円は133円90銭付近に値を切り上げた。全般的にユーロ売りが顕著になり、ユーロ・円は136円80銭台に反落している。週明けアジア市場は薄商いのなか、投機筋によるドル売りが先行。ただ、ドル・円は米10年債利回りの持ち直しでドル買いが強まったほか、日経平均株価の上げ幅拡大を受けた円売りでドルは133円台を回復した。



この後の海外市場は米金融政策への思惑が交錯しやすく、米金利にらみとなりそうだ。今晩のNY連銀製造業景気指数は5.0と、前回を下回ると予想される。想定に沿った内容となれば、根強いリセッション懸念によりドル売り再開の見通し。ただ、前週の消費者物価指数(CPI)が低調だったにもかかわらず、FRB当局者は物価の高止まりが見込まれるため、引き締め姿勢を維持。米金利の先高観で、ドルは売りづらい展開となりそうだ。



【今日の欧米市場の予定】

・21:30 米・8月NY連銀製造業景気指数(予想:5.0、7月:11.1)

・23:00 米・8月NAHB住宅市場指数(予想:55、7月:55)

・05:00 米・6月対米証券投資収支(ネット長期有価証券)(5月:+1553億ドル)