8月31日のドル・円は、東京市場では138円85銭から138円27銭まで反落。欧米市場では一時138円45銭まで下落したものの、139円00銭まで反発し、138円95銭で取引終了。本日9月1日のドル・円は主に139円を挟んだ水準で推移か。米長期金利の上昇を意識したドル買い・円売りは継続する可能性がある。



31日の米国債券市場で長期債などの利回りは上昇。この日発表された8月ADP雇用統計で雇用者数の伸びは市場予想を下回ったものの、クリーブランド連銀のメスター総裁が「我々は利上げを継続すべき」、「来年利下げを予想していない」などと述べたことが意識されたようだ。ユーロ圏の8月消費者物価指数は市場予想を上回る高い伸びを記録したことも材料視された。



市場参加者の多くは、9月開催の連邦公開市場委員会(FOMC)で0.75ポイントの追加利上げが決定されると予想している。現時点でインフレ鈍化を示唆するデータは揃っていないことから、FF金利の誘導目標水準は年末時点で3.75-4.00%まで上昇するとの見方が多い。2023年1-3月期に追加利上げが行われる可能性も残されており、米国金利の先高観は後退していないことから、ドル高・円安の流れはしばらく続く可能性がある。