米国株式市場はまちまち。ダウ平均は145.99ドル高の31656.42ドル、ナスダックは31.08ポイント安の11785.13で取引を終了した。先週分新規失業保険申請件数が予想外に前回から減少し労働市場が依然健全である証拠となったほか、8月ISM製造業景況指数も予想を上回ったため連邦準備制度理事会(FRB)の力強い利上げが続くとの警戒感に売られ、寄り付き後、大きく下落。中国が四川省成都市の都市封鎖を実施したため世界経済の減速懸念もさらなる売り圧力となり、下げ幅を拡大した。その後、景気後退の回避が可能との楽観的な見方が強まったほか、雇用統計の発表を控えた買戻しが強まり、引けにかけてダウは上昇に転じた。長期金利の上昇でハイテク株は引き続き売られ、ナスダック総合指数は終日軟調推移し小幅安で終了。セクター別では、医薬品・バイオテク、公益事業が上昇した一方、半導体・同製造装置・エネルギーが下落した。




半導体メーカーのエヌビディア(NVDA)やアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)は人工知能チップの中国への輸出を停止するよう当局から通知があったことを明らかにし、それぞれ売られた。石油化学メーカーのエクソンモービル(XOM)や原油、天然ガス生産のシェブロン(CVX)は、原油価格の下落で収益悪化懸念が強まり、下落。小売りチェーンのベッド・バス・アンド・ビヨンド(BBBY)はアナリストが企業再編計画がビジネスの立て直しに不十分との見方に同社の投資判断を引き下げたため売られた。食品加工メーカーのホーメルフーズ(HRL)は四半期決算で、通年の業績見通しを引き下げたことで売られ、大幅安。宝石小売りのシグネットジュエラーズ(SIG)は既存店売り上げが予想以上に鈍化したため下落した。一方で、ディスカウント小売りのウォルマート(WMT)は通販の自然化粧品メーカー、ダーマ・イーの販売を開始することが明らかになり、上昇。消費財メーカーのプロクター・アンド・ギャンブル(PG)や飲料メーカのコカ・コーラ(KO)などはディフェンシブ株として買われた。




ヨガアパレル小売りのルルレモン(LULU)は取引終了後に第2四半期決算を発表。調整後の1株利益が予想を上回ったほか、通期純収入予想を上方修正し、時間外取引で買われている。






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