2日の欧米外為市場では、ドル・円はしっかりの値動きを予想する。日米金利差を意識した取引となり、米雇用統計が想定に沿った内容なら141円を目指す可能性があろう。ただ、NY市場の3連休を控え、終盤には利益確定売りが予想される。



前日発表された米経済指標で新規失業保険申請件数やISM製造業景況指数の改善を受け米10年債利回りが強含み、ユーロ・ドルは0.9910ドル台に失速。一方、ドル・円は1998年以来24年ぶりに140円を突破し、一時140円20銭台まで値を切り上げた。本日アジア市場でドル買いはいったん収束したが、連邦準備制度理事会(FRB)による引き締め長期化を期待したドル買いに振れやすく、ドル・円は139円後半から140円台に戻した。



この後の海外市場は米雇用統計が焦点。失業率は横ばい、非農業部門雇用者数は大幅減が予想されるものの、1日のISM製造業景況雇用指数は予想外に堅調で、今晩の指標は雇用情勢の一段の改善を示す可能性はあろう。また、平均時給は前月を上回るとみられ、金融引き締めの加速を期待したドル買いが見込まれる。もっとも、ドル・円は日米金利差取引で上昇基調を維持するとみられるが、3連休を控え終盤には利益確定売りが上値を抑えるだろう。



【今日の欧米市場の予定】

・18:00 ユーロ圏・7月生産者物価指数(前年比予想:+35.9%、6月:+35.8%)

・21:30 米・8月非農業部門雇用者数(予想:+29.8万人、7月:+52.8万人)

・21:30 米・8月失業率(予想:3.5%、7月:3.5%)

・21:30 米・8月平均時給(前年比予想:+5.3%、7月:+5.2%)

・23:00 米・7月製造業受注(前月比予想:+0.2%、6月:+2.0%)

・23:00 米・7月耐久財受注改定値(前月比予想:0.0%、速報値:0.0%)