2日のドル・円は、東京市場では139円87銭まで下げた後、140円43銭まで上昇。欧米市場では一時140円80銭まで一段高となったが、139円92銭まで反落し、140円25銭で取引終了。本日5日のドル・円は主に140円台で推移か。米国金利の先高観は後退していないことから、リスク選好的なドル買い・円売りは継続する可能性がある。



米連邦準備制度理事会(FRB)は年内3回の追加利上げを行うと想定されており、現時点で2023年末までに利下げが開始される可能性は低いことから、金利先高観を背景にドル買い・円売りがただちに縮小する可能性は低いとみられる。記録的なインフレ高進を抑止するため、FRBは金融引き締め政策を継続する方針を示している。8月米雇用統計で失業率は上昇したが、労働参加率の上昇が関係しており、雇用情勢の悪化を示唆するデータではないとみられる。



市場参加者の間では、9月20-21日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)で0.50ポイントの追加利上げが決定されるとの見方が増えているようだが、9月中に発表される複数のインフレ関連指標が市場予想を上回った場合、米長期金利は下げ渋り、ドルは底堅い値動きを維持するとみられる。