7日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。





■株式見通し:物色は個別材料株や中小型株での短期的な値幅取り狙いの動きに

■くら寿司、22/10下方修正 営業損益▲9.02億円←28.27億円

■前場の注目材料:シャープ、堺で中型液晶パネル量産、10月からパソコン向け





■物色は個別材料株や中小型株での短期的な値幅取り狙いの動きに



7日の日本株市場は、こう着ながらも底堅さが意識される相場展開になりそうだ。6日の米国市場はNYダウが173ドル安だった。連休明けの買戻しが先行したものの、8月ISM非製造業景況指数が予想外に改善し、連邦準備制度理事会(FRB)の大幅利上げを支持する結果を受けて金利上昇を警戒した売りが強まった。また、中国の都市封鎖の拡大、ロシアが欧米の経済制裁が解除されない限りノルドストリームを通じた欧州への天然ガスの供給を停止する可能性を示唆したことなどが世界経済へのリスクになるとの懸念に繋がった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比20円安の27580円。円相場は1ドル143円50銭台で推移している。



シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや売り優勢の動きから始まりそうである。昨日はグローベックスの米株先物の強い動きなどを手掛かりに買われていた面もあることから、失望売りも出やすいところであろう。ただし、先物市場では週末に9月物の先物オプション特別清算(メジャーSQ)を控えていることからロール中心のなか、大きなトレンドは出にくいと考えられる。先物市場ではナイトセッションでやや荒い値動きも見られたものの、27500円〜27750円辺りでのレンジ推移であり、本日も狭いレンジでの推移が続こう。



また、日経平均は明確な底打ちは見られておらず、リバウンド機運は高まりづらいと見られるものの、75日線、200日線辺りを仕掛けてくる動きもなく、外部環境が不透明な状況ではあるが底堅さが意識されやすいと考えられる。日経平均はこう着のなか、物色は個別に材料の出ている銘柄や中小型株での短期的な値幅取り狙いの動きに向わせそうである。こう着ながらも日経平均が27500円辺りでの底堅い値動きを継続しているなかでは、個人主体の中小型株物色も活発化しそうだ。



為替市場では円安が進んでおり、1ドル143円台をつけてきている。足元での急速な円安によって業績への影響が警戒されやすく、これを避ける狙いからIT系の銘柄などへ向かいやすい面もあろう。また、短期的にはアップルの新製品発表会を手掛かりとした物色のほか、東京ゲームショウも控えているため、ゲーム関連などへの物色にも向わせそうである。





■くら寿司、22/10下方修正 営業損益▲9.02億円←28.27億円



くら寿司<2695>は2022年10月期業績予想の修正を発表。営業損益は28.27億円から9.02億円の赤字に転じる見込み。第7波の急速な拡大による人流減少が続き、特に最需要期である7月、8月の来店客数が当初計画に比べ大きく減少し、今なお人流減少が続いていることから、売上高が予想を下回る見込みとなった。売上高の減少に加え、地政学的リスクの上昇に伴う食品価格、エネルギー価格などのコスト上昇もあり収益についても当初の想定を下回る見込み。





■前場の注目材料



・日経平均は上昇(27626.51、+6.90)

・1ドル=143.10-20円

・米原油先物は上昇(86.88、+0.01)

・米国景気は拡大

・日銀は金融緩和を継続





・シャープ<6753>堺で中型液晶パネル量産、10月からパソコン向け

・住友商事<8053>農薬事業を世界で一体運営、3ブランドのロゴ統一

・三菱UFJ<8306>マレリ向け債権売却、ドイツ銀に860億円で

・ブリヂストン<5108>ブラジルのタイヤ工場増強、乗用車向け4割増産

・ゼンリン<9474>パイオニアとクラウド型EVナビ共同開発、まず来年スマホ向け

・クボタ<6326>欧に電動トラクター投入、急速充電商用化

・日立<6501>米SI社を買収、製造業向けシステム強化

・NEC<6701>宇宙向け光通信機を試作、毎秒10ギガビット動作

・ホンダ<7267>阪和興業とEV電池向け原料の安定調達で連携





☆前場のイベントスケジュール



<国内>

・特になし



<海外>

・10:30 豪・4-6月期GDP(前年比予想:+3.4%、1-3月期:+3.3%)