欧州中央銀行(ECB)は定例理事会で市場の大半の予想通り政策金利の0.75%ポイント引き上げを決定した。利上げ幅は1999年にECBによる金融政策運営開始以降で最大を記録。インフレが高過ぎるため、今後数会合で追加利上げ想定しているとした。その後の会見でラガルド総裁は、今後、2,3または4会合で追加利上げを行うガイダンスを示唆。短期金融市場ではすでに10月会合で2会合連続で0.75%の利上げが40%織り込まれた。



ECBはインフレ見通しを大幅に引き上げた一方で、国内総生産(GDP)成長見通しを大幅に引き下げ。ラガルド総裁も、インフレ見通しリスクが主に上振れとした一方で、成長リスクは「主に下振れ」としている。



ユーロは歴史的な利上げを受け、一時買われたが、その後、景気減速への根強い懸念に売りに転じた。ユーロ・ドルは1.0029ドルへ上昇後、0.9931ドルへ反落。ユーロ・円は144円28銭へ上昇後、143円18銭へ反落した。ユーロ・ポンドは0.8700ポンドまで上昇後、0.8660ポンドまで反落した。

【金融政策】

・欧州中央銀行(ECB)

・主要政策金利を0.75ポイント引き上げ1.25%に決定

・預金ファシリティ金利(中銀預金金利、下限)を0.75ポイント引き上げ0.75%に

決定

・限界貸出金利(上限)を0.75ポイント引き上げ1.50%に決定



「今後数会合で追加利上げ想定」

「必要である限りAPPの再投資を継続」

「PEPPの再投資は少なくとも24年末まで継続」